当院スタッフ全員、新型コロナウイルスワクチン2回目を終了しました。副反応が気になってらっしゃる方も多いと思いますので、経過をご報告しますね。
当院では私を含めて13人接種しました。
1回目接種後は13人全員発熱なく、接種部位の筋肉痛くらいでした。（これで、もしかして2回目も大丈夫なんじゃ？と、ちょっとなめてました・・・）
事前の情報で、2回目の後には発熱の副反応が多い（3割程度）と聞いていたので、念のために全員にカロナール（アセトアミノフェン）という解熱鎮痛剤を配りました。（ワクチン接種後の解熱鎮痛剤服用については賛否があります。私は皆さまに勧めているわけではありません。）
さて2回目はどうだったでしょうか？
比較的『若い年齢』と『女性』に副反応が多いと言われています。2回目接種後も、事務長（中年男性
）は副反応無しでした。
）は副反応無しでした。残り12人（20代〜40代女性）は、ほぼ全員に何らかの副反応がみられました。12人中4人は発熱、関節痛、頭痛、倦怠感などで翌日休みをとってもらいました。12人中4人は翌朝は大丈夫そう・・・と出勤してくれましたが、接種翌日午前中に発熱や頭痛の症状が出て、早退してもらいました。12人中3人は微熱や倦怠感はあるものの休むほどではないかな、とのこと。残る1人は私ですが、私は当日夜に高齢者集団接種の出務があたっており、翌日も診療のご予約を頂いている関係上倒れるわけにはいかず・・・接種当日、翌朝にロキソニンを飲みました。（接種後の解熱鎮痛剤内服、特にロキソニンなどのNSAIDsという種類の解熱剤内服には否定的な意見もあります。決して内服を勧めているわけではありません。）そのため発熱はほとんどなかったものの、翌朝からアレルギー性鼻炎（時々出る）の症状がひどくて、ワクチンと関係あるのかないのかわかりませんが一日中倦怠感がありました。
つまり、ワクチン2回目接種翌日に、日常生活が可能であったのは当院では13人中4〜5人でした。
私たち医療従事者は、ある程度の副反応には理解と覚悟があったつもりでしたが、それでも2回目は予想以上の割合で予想以上に体のきつさを感じる副反応が多かったようです。
高齢者接種の後に、若い現役世代の方の接種が始まる頃にはもっと詳しい情報が出てくることと思いますが、お若い方は2回目接種翌日にはお休みを取れる準備をされておいた方がいいかと思います。
