ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

扁平母斑。生後5か月、女の子。

2016-02-09 17:34:27 | あざ治療
生まれた時からある、茶色のシミのようなアザを「扁平母斑」と言います。
お顔、手足、お腹や背中など、どんなところにでも出る可能性がありますが、特にお顔の扁平母斑は気にされる方が多いと思います。

扁平母斑は、レーザー治療が可能ですが、非常に再発しやすいアザです。
レーザー治療で消えたと思っても、数週間のうちにまた同じところに同じように色が出てきたり、部分的に再発してまだらになったり、毛穴の部分だけ再発して水玉模様になることもあります。
扁平母斑のなかで、1回の治療で消えるのは2割程度と言われています。


ただし、「比較的消えやすい」傾向の扁平母斑には特徴があって、
・体より顔
・大きなものより小さなもの
・薄いものより濃いもの
・丸いものより細長いもの
・りんかくが綺麗なものよりギザギザのもの
です。

再発のリスクをご説明し、よく考えて頂いた上で、治療ご希望の場合はレーザー治療をしています。


患者さんは、生後5か月の女の子です。

女の子のお顔だし、消してあげたいです、とのご希望で、レーザー治療をしました。

治療後3か月。

よーーーく見ると、わずかに薄く再発している?かな?という部分もありますが、お母さんからは「気にならなくなりました」と喜んで頂きました
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