ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

doironアトリエだより4

2024-03-04 20:38:53 | お絵かき

大阪の大正に多い沖縄料理店には
何回か行きました。
でもまだまだ行きたいのですが、
少し遠いですね。

ここの沖縄料理店に行ったときは、
たいてい前半で島らっきょうを
注文します。
口の中を沖縄編にしておくのですね。

あの香りや味でどんどん心が
沖縄へ向かってゆきます。
この野菜を知らない人も多いかなあ。

上のネギのようなはっぱを
少し残して切り取り、
ちょっとだけ膨れた根っこ部分を
塩もみしてから酢につけます。

それをdoironは辛子みそで
食べるのが大好きです。
なのでまあ、言葉は心が動く味です
と言った言葉を書くことにしましょう。

まあまず絵です。
この島らっきょうは根っこの方は
白い色をしていますが、
よく見ると淡いクリーム色をしています。

そしてもっとよく見ると
赤紫の薄い筋がついています。
なので、描くのはまず白の胡粉で
色を塗り、淡いクリーム色で
薄くカバーしてゆきます。

重ねて描くことが多いので、
白だけだとメリハリがつかないので、
わずかに色を変えてゆきます。
そして陰の部分は少し薄いグレーに
ほうれん草の根っこを塗るのに使った
赤紫の薄い色をくわえて落としてゆきます。
もちろん葉っぱはほうれん草の
茎の色、淡いグリーンで塗り、
陰を濃いグリーンで塗ってゆきます。

あ、葉っぱが出ている部分には
薄い茶色の幕ができています。
買ってきた島らっきょうを
こうしてじっくり観測してみていると、
あの牧野富太郎が植物観察を
しているときもこんな感じ
だったんでしょうね。

そうして出来上がったのが
こんな感じの絵です。

これに今度は言葉を付けてゆきましょう。
でも、実物を見て思ったことが、
そのまま言葉になる漢字。
ちょっといろいろ工夫して
作った言葉がこんな感じです。

「味と香りが旅心をくすぐります」

おいしいなあと思うと同時に、
沖縄を旅している時を
思い出すというような
気持ちを込めて作りました。

絵がつぶやく言葉で、
あのほろ苦いような素敵な味を
思い出せたらいいなあって感じです。

絵つぶやきって、見た目以外に
感覚や気持ちが伝われば
いいなあって思っています。

さてこれで、島らっきょうの
絵つぶやきが完成です。
これはまた新聞に投稿しようかなあ
って思っています。

まだ少し絵の具が残っています。
ほうれん草を描くときに、
絵の具の絞り方が強かったのと、
どの素材も淡い色だったので減
りが少ないです。

じゃあ、フキノトウでも描くか
と考えましたが、すでに作品としては
描き始めたころに描いています。



絵手紙って楽しいなあと
思い始めたころの作品です。
じゃあ今描けばどうなるかなと
翌日に描こうと思った日の晩のことでした。

夜寝ていて夢の中に
やまウドの言葉が浮かんできました。
ウド、の部分を使って
シャレっぽい言葉を書こう
と枕元のメモに書き込んでいます。

そうして、出来上がったのが

「夢がかなウド、希望がかなウド」
です。

いつも希望を抱いていればこそ
夢も叶うんだという、
前向きな気持ちを伝えようと
考えたのです。

最初は希望をもとウドに
しようと思っていたのですが、
希望も叶えるんだという
気持ちに変えました。

絵つぶやきを送る人に向けて
ここは変えようという感じです。

色々と考えつつ、
こうしてやまウドと
島らっきょうの作品が
完成したわけです。

コメント
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