「嫁に食わすな初ガツオ」
という言葉がありますね。
え?あれは初ガツオではなく秋茄子か。
すみません...。
そしたらこんな言葉があります。
「目には青葉山ほととぎす初鰹」
この句の意味は、
「目には初夏の青葉がさわやかに映り、
耳にはホトトギスのさわやかな声が届き、
口では初物の鰹を味わえる素晴らしい夏だ」
という意味だそうです。
そうかあ季節は夏なのか。
でもきのうのホタルイカといい、
この頃は食べ物も季節を代表して
というのが少ないですね。
季節を違えてもおいしいものはおいしいし、
うまいもんはうまいのです。
府中の居酒屋では、
藁焼き風にかつおのたたきを
作ってくれるんだよねえ、
これがとってもうまいのだ。
先日も行ってきたら
注文に応じて焼いてくれたよ。
これがその調理姿で、
出来上がったのは、こんな感じ。
ウマそうでしょ。
もう口に入れる前から味が
沸き上がってきます。
ではこれを絵にしましょう。
形、色がとても肝心ですね。
ゆっくり下描きしていきましょう。
実は赤っぽい色が段階的に変化します。
そこに白っぽい筋がついて、
川はよく焼かれた感じがいいですね。
合間に添える野菜はネギにしました。
初めてねぎを描くので、
別紙で少し下描きして
それっぽく見えるようになってきたら
絵に描き加えていきましょう。
そして端っこには、おろしにんにくと
スライスにんにくを添えておきます。
かつおってよく見ると
一つ一つが存在感がありますね。
並べて描いたら踊っているようです。
なので言葉も入れるとこんな感じです。
たのしい居酒屋を思い浮かべませんかあ。
そしてもう一つが「やきとり」です。
以前はよく食べましたねえ。
焼き鳥「えい」というお店に
通っていたときには、
いつも注文していました。
ワンセット3本入りが一人前でしたが、
常連になると注文を取ってくれます。
doironは「肝、皮、ねぎみ」
というのが定番でしたね。
たまに肝の代わりにずりを
入れてもらったりしていました。
でもまあ肝も描きにくいし、
あまりリアルに描くと
少しひいてしまいます。
なので、絵にはネギ身2本と皮を
1本描いてみました。
頭の中でお店を思いだしながら
描いたのですが、
なかなかうまく描けません。
一番むつかしいのは醤油の色です。
頭で色を分解しながら、
いろんな色を混ぜ合わせてみたのですが、
思うように色が出せなかったです。
これはまた今後の課題ですね。
とりあえずは、
絵つぶやき居酒屋シリーズの一つとして
仕上げておきました。
言葉は、絵に描いてあるのが
「皮」と「実」ですから、
居酒屋での話が皮も実もある
充実した話に、なあんて
偉そうに書ています。
以上、これにて2025
春の絵つぶやき居酒屋シリーズは
こんな感じです。
今年になってもう12枚ほど書いています。
毎年作っているカレンダーも
できそうなくらいです。
来年春に、また平岡珈琲で展示会を
したいなあと思っていますので、
この調子で作品の数を
確保していかないといけませんね。
来年ですよ、来年。
また新たに絵つぶやきが
できたらブログで報告してゆきます。