町会長の役割の一つは
町内のもめごとの仲裁だ。
この前もこんなもめごとに
巻き込まれてしまった。
ほっときゃいいのに
中に入っていくdoiron。
損な性格ですねえ。
それはどんなのかというと
町内の若い人たちの団体が祭りの関係で、
BBQコンロやいろんな機材を収納するために、
あいている土地をお借りして、
そこに簡易のコンテナ倉庫を置してもらっている。
もちろん土地の借り賃は無償で、
団体はとても喜んでいるところなのだ。
この歴史はとても古く、
最初にここに倉庫を置いたのは、
もう30年以上前のことになる。
もしかしたらdoironが子ども会の
会長をしていたころのことかもしれない。
記憶があやふやだ。
まあ無償で借りているからと、
普段からその土地の整理なんかも
きちんとしていたのだが、
最近になって一つだけ困りごとが起こったのだ。
それは、この空き地の隅っこに
大きなナンキンハゼの木があり、
それが巨大化して枝が隣の家の方に
伸びていってるのだ。
なので土地の持ち主は、
団体にこの木を何とか始末してくれというのだ。
しかしねえ、団体側としても
そんな木を始末する技術はないから
どうしたものだろうとやきもきしていたようだ。
もし直接そんなことはできないなあ
と言ってたら、貸している土地は
返してもらわないとというから
もめるのはさけられないだろう。
だから二者が直接話をすることは
あまり芳しくない。
そこでdoironが間に入って、
とりあえず木の伐採をできるとこまでやれ
と団体側を支持することにしたのだ。
町内でチェーンソーを持っている人に
頼みにいって借り上げ、
高所のこぎりを持っている人にも声をかけた。
梯子は自治会で大きなのもあるが、
民間会社でロングはしごを
持っている人もいるから頼みに行くなどして、
まず道具関係を揃えるのを手伝うことにした。
まあこちらもそんな風に
やきもきしながら手伝っているから、
若い人たちもやる気を出したのかもしれない。
では自分らでできるところまでやってみよう
ということになったのだ。
まだまだ寒い気候の中、
その現場に若者6人が集まり、作業を始めた。
近隣の木がはみ出している人には、
事前にdoironが声をかけていたので、
家の中を開けてくれていたりしている。
作業の段取りとしては、
電線が木の中を通っているので、
その周辺の枝落としから始め、
徐々に太い部分を切り、
最後に幹を切り取るという作業になる。
やってる最中に副会長もやってきた。
かつて電気の配線の仕事をしていたので、
「ああ~、大丈夫。あんな細い木で
電線が切れることはまずないよ」
とアドバイスしてくれます。
ヘイヘイホーとか言いながら進めてゆき、
徐々にシルエットも小さくなってきます。
一度電線の上に枝がかかった時には
歓声が上がりましたが、大丈夫でした。
さあ枝は落としたので、
もう少し太い枝を落としていきましょう。
電線に架からぬように、
うまく切り株を入れるのも上手になってきました。
木に登っているのは大工方ですから
高いところは平気です。
どんどん切り刻んでゆきます。
幹を切り始めたら、あとは処分のことを
考えて短く刻んでゆきます。
そして最後にはこんな感じ。
ナンキンハゼさん成仏してくださいね。
いやあそれにしてもよくやってくれました。
祭りでもない何でもないときに、
幹部が集まってご苦労さんでした。
彼らの頑張りには大満足です。
ていうか、これで君らの倉庫も
撤去させられることなく残りましたね。
よく頑張りました。
すべてを終えて、借り物も返して、
今年は祭りはできるかなあなどと
言いながら、缶コーヒーで乾杯し、
無事終了です。
よかった、よかった。
それにしても
いろんな仕事が回ってきますね~
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