[PV] Perfumeニューシングル 「ねぇ」 2010.11.10発売!
11月10日に発売されたPerfumeの最新シングル「ねぇ」を聴いた。
東京ドームの感動をようやく自分の中で消化したばかりなのに、再びPerfumeの情報が脳内に流れるということは実に幸せなことだと思える。
私はCDが手元に来るまでは新曲を聴かないプレイをしているのだが、今回は東京ドーム公演で披露されることが予測出来たので、ラジオ音源を3回ほど、ドームで生を一度聴いてからの視聴となった。
「ねぇ」
再生した瞬間にびっくりした。
バスドラから最高音までの階層にびっしりと音が詰まっている。
ここまで細かく階層が連なっているとは聴こえなかった。
ベースがこれほど動いているようにも聴こえなかった。
ここ最近の中田ヤスタカ氏は「引き算」で音楽を創ってきている感覚があったのだか、ここに来て再び「盛った」ような印象だ。なんというか、豪華。
一発目を聴いた時から椅子の上でビクンビクンと16分に腰が反応して落ちそうになった。
キコキコというかブビブビという細かいシンセ音が気持ちいい。
間奏部分の日本語切り刻みもいいし、サビ直前の思い切りベタなブレイクも上がり腐る!
カップリング曲の「FAKE IT」も同じ印象を得たのだが、どちらも座席のあるホールなどではなく、スタンディングのグチャグチャな混乱の中で聴きたいと強く感じた。こちらに迫る圧力をガンガンに感じる。
手拍子などではなく、弾けてバウンドする曲だ。
聴いた瞬間に、来年の夏フェスで数万人をバウンドさせる光景が目に浮かんだ。
歌詞は実にシンプル。
「ねぇ。今日はどこに行こうか?ねぇ。明日はどこに行こうか?君といればどこにいても特別な場所だよ」
要約するとこうなる。
インタビューで語られるように、様々な「ねぇ」という声が聴こえる。
PVの冬の印象も手伝って、私には寂しい「ねぇ」に聴こえた。
何といっても、「ねぇ」と語りかける相手がオートバイしかいないからだ。
かしゆかは「聴くと幸せになれます」とおっしゃっていたが、それはかしゆかが幸せだからだと思う。
そろそろ寒さでオートバイにすら「ねぇ」と語りかけられない季節になってきた。
そして初回限定盤には「ねぇ」のPVが付属する。
PV監督は「シークレットシークレット」「ナチュラルに恋して」のPVを撮影した児玉裕一氏。
「ナチュラルに恋して」は、見事に春の陽気を感じさせるPVだったが、今回の「ねぇ」では、これまた見事に冬のピリッと冷えた空気感を感じさせてくれる。
どちらも「ナチュラルビューティーベーシック」(NBB)のCMと連動したPVになった。
今度の3人は、色のない真っ白な冬の街並みのようなセットを背景に、NBBの冬の装いでダンスする。
見どころは、上の動画でも少し見られるが、3人の「高速ステップ」と呼ばれるダンス。
高速ステップは、PV用の遊びだったが、好評だったので正式な振り付けとして導入されたもの。
恐るべきことに、彼女たちに言わせると「基本的なステップで、簡単」だそうだ。
撮影時に振り付けをして、2~3回の練習でマスターしたとのこと。
実に「Perfumeらしい」エピソードだと思う。
この辺りが他のアーティストの追従を許さない部分だ。
PVの後半では、この高速ステップをする3人の表情が映される。
私は一度見ただけで、「これは使われない映像だったのでは?」と予測出来た。
それくらいに「演技をしていない表情」だと感じたのだ。
後にTVで話していたが、やはりこの3人の表情は使われない予定だったそうだ。
最後まで真面目な表情でステップするかしゆか。
笑顔で頑張るあ~ちゃん。
あ~ちゃんの笑いに引きずられるようにして笑うのっち。
見事に三者三様のリアクションで驚く。
この場面が、今回のPVで一番好きな部分だ。
あ~ちゃんはキャーキャー言いながらダンスしていたそうだが、声が聞こえてきそうな笑顔がいい。
私はこのDVDを10回ほど連続して見てみたし、今でも一日に3回は見ているが、中毒性は薄い。
「FAKE IT」
イントロから完全に変態です。本当にありがとうございました。
インタビューなどで「edgeっぽいイメージ」と話していたので、また8分とかの変態的トラックで来るのかと予想してたら、違う角度から来た変態だった。
しかしこの曲もバウンドするわ!
ライヴハウスなどで爆音でパフォーマンスされたら…と考えるだけでバードスキンが奮い立つ。
たぶん誰もがやっているだろうが、ヘッドフォンで爆音で聴くのが正しい聴き方だと思われる。
歌のメロディーだけを追っていけば大人しい曲なのだろうが、バックトラックがほぼ「暴力」と言ってもいいくらいに激しい。
もはやPerfumeの「伝統」と言ってもいいくらいだと思うが、表から見える姿はアイドルでも、裏側に回るととんでもない姿を見せる。
この「FAKE IT」も同じく、中田氏の高笑いが聞こえてきそうだ(実際にはしないと思われる)。
3人は「フェスで盛り上がれるバキバキな曲が欲しい」と中田氏にお願いしたそうだが、そこで来たのがバキバキではない「VOICE」で、フェスが一通り終わってしまってから「FAKE IT」が来た。
この「ずれ」というか「ツンデレ」が中田氏の真骨頂のように見える。
歌詞も見事な「ツンデレ」。
これも毎度ながら切れ味の鋭い言葉選びで感服する。
中田氏は、3人が「これが好き」というと、それを外してしまうらしい。
だから、あ~ちゃんなどは素っ気なく過ごしたそうだ。
Perfumeの面白さは、「まず3人がPerfumeの大ファンだ」という部分にあると思う。
毎回新曲が出るたびに、3人の「感想」を聞くのが楽しい。
ダンスパフォーマンスを身につけて最終的に出力するのは3人で、それを見て熱狂するのが私たち。
しかし、それの元を創り出すのは別の大人たち。
議論するつもりもないし、どうでもいいのだが、この「アイドルとアーティストの狭間」な彼女たちが面白い。
「ねぇ」「VOICE」「575」は同時期にレコーディングされたようだ。
私は、すでにアルバムのレコーディングが終わっているのでは?と妄想する。
2月~3月にアルバムが来るような気がしてならない。楽しみだ。
11月10日に発売されたPerfumeの最新シングル「ねぇ」を聴いた。
東京ドームの感動をようやく自分の中で消化したばかりなのに、再びPerfumeの情報が脳内に流れるということは実に幸せなことだと思える。
私はCDが手元に来るまでは新曲を聴かないプレイをしているのだが、今回は東京ドーム公演で披露されることが予測出来たので、ラジオ音源を3回ほど、ドームで生を一度聴いてからの視聴となった。
「ねぇ」
再生した瞬間にびっくりした。
バスドラから最高音までの階層にびっしりと音が詰まっている。
ここまで細かく階層が連なっているとは聴こえなかった。
ベースがこれほど動いているようにも聴こえなかった。
ここ最近の中田ヤスタカ氏は「引き算」で音楽を創ってきている感覚があったのだか、ここに来て再び「盛った」ような印象だ。なんというか、豪華。
一発目を聴いた時から椅子の上でビクンビクンと16分に腰が反応して落ちそうになった。
キコキコというかブビブビという細かいシンセ音が気持ちいい。
間奏部分の日本語切り刻みもいいし、サビ直前の思い切りベタなブレイクも上がり腐る!
カップリング曲の「FAKE IT」も同じ印象を得たのだが、どちらも座席のあるホールなどではなく、スタンディングのグチャグチャな混乱の中で聴きたいと強く感じた。こちらに迫る圧力をガンガンに感じる。
手拍子などではなく、弾けてバウンドする曲だ。
聴いた瞬間に、来年の夏フェスで数万人をバウンドさせる光景が目に浮かんだ。
歌詞は実にシンプル。
「ねぇ。今日はどこに行こうか?ねぇ。明日はどこに行こうか?君といればどこにいても特別な場所だよ」
要約するとこうなる。
インタビューで語られるように、様々な「ねぇ」という声が聴こえる。
PVの冬の印象も手伝って、私には寂しい「ねぇ」に聴こえた。
何といっても、「ねぇ」と語りかける相手がオートバイしかいないからだ。
かしゆかは「聴くと幸せになれます」とおっしゃっていたが、それはかしゆかが幸せだからだと思う。
そろそろ寒さでオートバイにすら「ねぇ」と語りかけられない季節になってきた。
そして初回限定盤には「ねぇ」のPVが付属する。
PV監督は「シークレットシークレット」「ナチュラルに恋して」のPVを撮影した児玉裕一氏。
「ナチュラルに恋して」は、見事に春の陽気を感じさせるPVだったが、今回の「ねぇ」では、これまた見事に冬のピリッと冷えた空気感を感じさせてくれる。
どちらも「ナチュラルビューティーベーシック」(NBB)のCMと連動したPVになった。
今度の3人は、色のない真っ白な冬の街並みのようなセットを背景に、NBBの冬の装いでダンスする。
見どころは、上の動画でも少し見られるが、3人の「高速ステップ」と呼ばれるダンス。
高速ステップは、PV用の遊びだったが、好評だったので正式な振り付けとして導入されたもの。
恐るべきことに、彼女たちに言わせると「基本的なステップで、簡単」だそうだ。
撮影時に振り付けをして、2~3回の練習でマスターしたとのこと。
実に「Perfumeらしい」エピソードだと思う。
この辺りが他のアーティストの追従を許さない部分だ。
PVの後半では、この高速ステップをする3人の表情が映される。
私は一度見ただけで、「これは使われない映像だったのでは?」と予測出来た。
それくらいに「演技をしていない表情」だと感じたのだ。
後にTVで話していたが、やはりこの3人の表情は使われない予定だったそうだ。
最後まで真面目な表情でステップするかしゆか。
笑顔で頑張るあ~ちゃん。
あ~ちゃんの笑いに引きずられるようにして笑うのっち。
見事に三者三様のリアクションで驚く。
この場面が、今回のPVで一番好きな部分だ。
あ~ちゃんはキャーキャー言いながらダンスしていたそうだが、声が聞こえてきそうな笑顔がいい。
私はこのDVDを10回ほど連続して見てみたし、今でも一日に3回は見ているが、中毒性は薄い。
「FAKE IT」
イントロから完全に変態です。本当にありがとうございました。
インタビューなどで「edgeっぽいイメージ」と話していたので、また8分とかの変態的トラックで来るのかと予想してたら、違う角度から来た変態だった。
しかしこの曲もバウンドするわ!
ライヴハウスなどで爆音でパフォーマンスされたら…と考えるだけでバードスキンが奮い立つ。
たぶん誰もがやっているだろうが、ヘッドフォンで爆音で聴くのが正しい聴き方だと思われる。
歌のメロディーだけを追っていけば大人しい曲なのだろうが、バックトラックがほぼ「暴力」と言ってもいいくらいに激しい。
もはやPerfumeの「伝統」と言ってもいいくらいだと思うが、表から見える姿はアイドルでも、裏側に回るととんでもない姿を見せる。
この「FAKE IT」も同じく、中田氏の高笑いが聞こえてきそうだ(実際にはしないと思われる)。
3人は「フェスで盛り上がれるバキバキな曲が欲しい」と中田氏にお願いしたそうだが、そこで来たのがバキバキではない「VOICE」で、フェスが一通り終わってしまってから「FAKE IT」が来た。
この「ずれ」というか「ツンデレ」が中田氏の真骨頂のように見える。
歌詞も見事な「ツンデレ」。
これも毎度ながら切れ味の鋭い言葉選びで感服する。
中田氏は、3人が「これが好き」というと、それを外してしまうらしい。
だから、あ~ちゃんなどは素っ気なく過ごしたそうだ。
Perfumeの面白さは、「まず3人がPerfumeの大ファンだ」という部分にあると思う。
毎回新曲が出るたびに、3人の「感想」を聞くのが楽しい。
ダンスパフォーマンスを身につけて最終的に出力するのは3人で、それを見て熱狂するのが私たち。
しかし、それの元を創り出すのは別の大人たち。
議論するつもりもないし、どうでもいいのだが、この「アイドルとアーティストの狭間」な彼女たちが面白い。
「ねぇ」「VOICE」「575」は同時期にレコーディングされたようだ。
私は、すでにアルバムのレコーディングが終わっているのでは?と妄想する。
2月~3月にアルバムが来るような気がしてならない。楽しみだ。
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