髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」WOWOW見たよかしゆか。

2010-12-01 | Perfume
遅ればせながら、Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」のWOWOWで放送された映像をやっと見れた。

正直、見るのがちょっとだけ怖かった。
それは、かしゆかの「全然納得のいかないライヴだった」というラジオでの発言があったからだ。
かしゆかは当日に「ミス」をしたようだが、それがどんな「ミス」だったのかは明かされていない。
風邪で体調を悪くしていたようだが、それ自体が「ミス」なのかもしれない。

しかし、私が体験した東京ドームは、のっちが言ったように、どこにも「ミス」なんて見当たらなかった。
最高な気分で会場を後にした。
その顛末が、自分が見たバルコニー席よりはるかに近くで、それこそ舐めるように様々な角度から映像として明かされるのだ。

「具合が悪そうで苦しそうなかしゆかが映ってたらどうしよう…」

などという不安があった。

結論から書こう。


か し ゆ か 好 き っ ス !


その不安は、完璧な杞憂に終わった。
かしゆかは、完璧なかしゆかだった。
この映像を見ることによって、当日の幸せな気持ちが、もう一度出力を上げて上書きされた。

しかし、この映像には残念な点が二つある。
それは「575」と「Perfumeの掟」が収録されていないことだ。
上記の2曲が収録されていないことで、東京ドームの記録としては、かなり半端なものになっている。
DVD作品として、全曲が収録されたものを期待する。

もう一度全曲の感想を書きたいところだが、ここは特に印象に残った場面だけを書く。


「GISHIKI」から「GAME」まで。


GAMEツアー、武道館、代々木、直角二等辺三角形ツアー、ファンクラブトゥワーとワンマンを見て来たが、そのどれとも違う始まりだった。
今までは、観客のボルテージを上げに上げて、弓を大きく引き絞ったところで爆発!という始まりだったが、今回は「観客不在」の演出だった。

3人の登場に沸き、花道の横で手を振る観客に一切の視線はくれず、真っすぐに中央のテント(11年目?)を見据えた3人の姿。
レポートにも書いたが、ウェディングドレスのような衣装と相まって、まるで「3人とPerfumeとの婚約の儀式」に見える。

3人は、ステージに上がる直前に、「気合い入れ」と称して3人だけで円陣を組み「がんばるぞ!おー!がんばるぞ!おー!」と声を上げ、お互いに肩を叩き合って丸くなる。
この場面だけは、回りのスタッフも誰も入って行けないそうだ。
映像として多く残されているが、確かにこの瞬間は、完全に「3人だけ」になる。

私はこの「GISHIKI」は、3人の「気合い入れ」が表現された演出なのでは?と感じた。
「3人だけの」「がんばるぞ!おー!」を、5万人相手に披露したように感じた。

三方に分かれていた3人が、ゆっくりと一つの場所に集まり、3人合わせてPerfumeになり、マネキンのような動作で「シークレットシークレット」が始まる。
続いて「不自然なガール」を披露し、遠くから見ても美しかった腕の動きをしっかりと確認する。

そして「GAME」が来る。

個人的には、前の2曲はウォーミングアップで、ここから「本編」が始まったような気がした。

コツコツとヒールの音を響かせて、3人は再び三方に分かれて歩き出す。
そして、中央のモニターとバックスクリーンには「GAME」の文字(私は現地で雄叫びを上げてました)。
それぞれが台に乗って、長い花道を三方向に進んで行く。

今回の映像では、この「GAME」が一番印象に残った。
武道館以来、私はこの曲を2年間待ったのだ。

かし脳患者としては、「おいおい、風邪気味のゆかちゃん一人にしちゃって大丈夫かよ…」などと思い、ハラハラしながら見ていたが、とんでもない。「進撃」と言ってもいいくらいの迫力。

たった3人で5万人をねじ伏せるエネルギーと、3人の気合いが画面から溢れてくるようだった。

かしゆかも切れに切れている。
あ~ちゃんもカッコいい。とても鳩におびえるような女性には見えない。
そして、ここはのっちの主戦場だと感じた。完全に「覚醒」している。

この場面でセンターを護るのはのっちしかいない。最高にかっこ良かった。
自分が女性だったら間違いなくのっちと結婚したいと思った。それくらいに「男前」だった。

「ポリリズム」のブレイクを受けて、次々と舞台が大きくなっていったが、この映像を見ると、本当に3人が大きく見える。舞台にまったく負けていない。
最後のMCで、涙しながら小さくなっている3人組と同じ人間にはとても見えなかった。
着実に根を伸ばし、幹を太くして来たからこそ、大きなステージにも負けない存在感を勝ち得たのだと思う。

あ~ちゃん越しに映るかしゆかや、のっち越しに見えるあ~ちゃんなどのカメラアングルも素晴らしかった。

その後の「ワンルーム・ディスコ」であ~ちゃんの「東京ドーーーーームーーーーー!」という雄叫びが入るが、その時のかしゆかとのっちの、あ~ちゃんに勇気を分け与えられたような笑顔も素敵だった。
戦友同士じゃなければ、あんな笑顔は出来ないだろうな、と感じた。
あ~ちゃんの雄叫びは、オーディエンスを元気づけるが、2人にも効果があるのだろう。

「DVDが出るまでWOWOWは見ない!」なんて突っ張っていたが、見て良かった。
やはり「最新のPerfumeが最高のPerfume」だ。

結論。
かしゆか好きっス!
コメント (8)
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