田島さんと石橋で谷川岳一ノ倉沢の「中央稜」に行ってきました。
時間はかかってしまいましたが、雨にも降られずに快適な登攀が楽しめました。
登攀自体は楽しかったのですが、下降でトホホな羽目に…
6:00 一ノ倉沢出合
8:10 中央稜取り付き
12:40 登攀終了
(北稜下降)
18:15 一ノ倉沢出合
当日は土曜日にもかかわらず、ほぼ貸し切り状態。
一ノ倉沢に入っていたのは3パーティーのみでした。
「中央稜」は我々で独占。
「衝立岩ダイレクトカンテ」に1パーティー。
もう1パーティーは雪渓の切れたところから引き返し、幽ノ沢に転進したようでした。
人気の「南稜」には誰も取り付いていません。暑いからでしょうか?
一ノ倉沢の全景。いつ見ても迫力があります。
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真中より右の岩壁が有名な「衝立岩」。
衝立岩の左の稜線を登り、右の草付きの稜線(北稜)を下降しました。
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湿った空気が雪渓の残雪に冷やされ、霧が発生します。まさに天然のクーラー状態。
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「ヒョングリの滝」の辺りの雪渓が崩壊していました。
このため、滝は右岸から巻きます。
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高巻き道から、再び沢に降りるところ。
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「テールリッジ」。もう少し登れば中央稜の取り付き。
後続のダイレクトカンテパーティーが確認できるでしょうか?
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取り付きから見た1ピッチ目。
2、4ピッチ目が難しいので、石橋からスタートすることを強く宣言しました。
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2ピッチ目は左へのトラバースから始まり、すぐに視界から消えてしまうので写真はありません。
2ピッチ目終了点から少し右にトラバースして、3ピッチ目に入ります。
3ピッチ目の最後は写真左側のフェースではなく、ルンゼ状を抜けました。
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核心の4ピッチ目。
恥ずかしげもなくA0しまくりです…
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5ピッチ目の出口を登る田島さん。
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6ピッチ目。
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7ピッチ目。
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9ピッチ目(最終ピッチ)。終了点を使用する場合には十分注意してください。
と言うより、既存の終了点は使用しない方がいいと思います。
ボルトの打ってある岩が剥がれていますので…
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登攀終了後の1枚。
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登攀終了後の2枚。
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写真左は滝沢スラブ上部。ツルツルです。
誰が最初にこんなところを登ろうと思ったのか…
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水を2L持ったにもかかわらず、登攀終了後に飲み尽くしてしまいました。
いちはやく水にありつくため、「北稜」を下降することにしました。
北稜を下降中。
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途中、末端の結び目を解くのを忘れ、引けども引けどもロープが下りてきません。
疲れているこんな時こそ集中力の重要性を再確認しました。
下降してきた北稜。途中には空中懸垂もあります。
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結局、沢に降り立つまでの4時間は水なし。
沢では「命の水」をごくごく飲み、息を吹き返しました。
ロープウェイの駐車場に戻ってきたときにはすっかり暗くなってしまいました。
反省しなければならないことも多々ありましたが、次回への夢もふくらむ楽しい山行でした。
14時間行動お疲れ様でした…
時間はかかってしまいましたが、雨にも降られずに快適な登攀が楽しめました。
登攀自体は楽しかったのですが、下降でトホホな羽目に…
6:00 一ノ倉沢出合
8:10 中央稜取り付き
12:40 登攀終了
(北稜下降)
18:15 一ノ倉沢出合
当日は土曜日にもかかわらず、ほぼ貸し切り状態。
一ノ倉沢に入っていたのは3パーティーのみでした。
「中央稜」は我々で独占。
「衝立岩ダイレクトカンテ」に1パーティー。
もう1パーティーは雪渓の切れたところから引き返し、幽ノ沢に転進したようでした。
人気の「南稜」には誰も取り付いていません。暑いからでしょうか?
一ノ倉沢の全景。いつ見ても迫力があります。
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真中より右の岩壁が有名な「衝立岩」。
衝立岩の左の稜線を登り、右の草付きの稜線(北稜)を下降しました。
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湿った空気が雪渓の残雪に冷やされ、霧が発生します。まさに天然のクーラー状態。
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「ヒョングリの滝」の辺りの雪渓が崩壊していました。
このため、滝は右岸から巻きます。
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高巻き道から、再び沢に降りるところ。
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「テールリッジ」。もう少し登れば中央稜の取り付き。
後続のダイレクトカンテパーティーが確認できるでしょうか?
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取り付きから見た1ピッチ目。
2、4ピッチ目が難しいので、石橋からスタートすることを強く宣言しました。
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2ピッチ目は左へのトラバースから始まり、すぐに視界から消えてしまうので写真はありません。
2ピッチ目終了点から少し右にトラバースして、3ピッチ目に入ります。
3ピッチ目の最後は写真左側のフェースではなく、ルンゼ状を抜けました。
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核心の4ピッチ目。
恥ずかしげもなくA0しまくりです…
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5ピッチ目の出口を登る田島さん。
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6ピッチ目。
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7ピッチ目。
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9ピッチ目(最終ピッチ)。終了点を使用する場合には十分注意してください。
と言うより、既存の終了点は使用しない方がいいと思います。
ボルトの打ってある岩が剥がれていますので…
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登攀終了後の1枚。
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登攀終了後の2枚。
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写真左は滝沢スラブ上部。ツルツルです。
誰が最初にこんなところを登ろうと思ったのか…
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水を2L持ったにもかかわらず、登攀終了後に飲み尽くしてしまいました。
いちはやく水にありつくため、「北稜」を下降することにしました。
北稜を下降中。
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途中、末端の結び目を解くのを忘れ、引けども引けどもロープが下りてきません。
疲れているこんな時こそ集中力の重要性を再確認しました。
下降してきた北稜。途中には空中懸垂もあります。
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結局、沢に降り立つまでの4時間は水なし。
沢では「命の水」をごくごく飲み、息を吹き返しました。
ロープウェイの駐車場に戻ってきたときにはすっかり暗くなってしまいました。
反省しなければならないことも多々ありましたが、次回への夢もふくらむ楽しい山行でした。
14時間行動お疲れ様でした…