平成29年8月11日~14日の4日間、松田さんと石橋で念願の滝谷クライミングに行ってきました。出発前は天候があまり芳しくない予報でしたが、4日間とも雨に降られることなく快適?な登攀を楽しんできました。当初の予定では、クラック尾根、4尾根、3尾根+ドーム中央稜の3本を計画していましたが、体調その他の事情によりクラック尾根と4尾根を登って予定より1日早く下山しました。
山の日の涸沢テント場。初日はここまで。
2日目に北穂南稜を登り、テントを設営してからクラック尾根の登攀に出かけました。
北穂高小屋から大キレット方面に下り、ここからB沢に入ります。我々以外には入っていなかったこともありますが、言われているほど悪くは感じませんでした。
B沢には下降支点もありましたが、懸垂することなく(全てクライムダウン可)、フィックスロープのあるバンド崩壊地点まで。この後はフィックス伝いに登って、一度懸垂下降(20m)し、さらに凹角を詰めて取り付きを目指します。正面のクラックが取り付きかと思いましたが、右に回り込んだところが取り付きでした。ポロリと抜けたハーケンを打ち直し、1本打ち足して(後に回収)支点を構築。
1ピッチ目の松田さん。
3ピッチ目、旧メガネのコルまで。
4ピッチ目。メガネのコルを見下ろす。
ジャンケンクラックは左を登りました。
最終ピッチ下の凹角。
最終ピッチではルートを外したのでしょうか、とてもⅢ級ではありませんでした…。
ガレガレのB沢下降は「まぁこんなもんかな」程度にしか感じませんでしたが、ルート自体がグズグズであまり快適な登攀とは言えません。「もう一回登る?」と聞かれたら、「遠慮します」と答えるでしょう(笑)!