群馬独峰会活動日記

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2019夏合宿 前半

2019年08月15日 22時50分20秒 | 山行記

2019年8月11日~14日 石橋、宮澤、門馬

剱岳

0日目
宮澤は石橋さんの車に同乗、門馬さんは自車で現地集合しました。
前泊のため、扇沢駐車場へ向け17時出発。費用節約のため下道でGO!
グーグル先生の案内に従って、ガードレールのない崖っぷちやりんご園の農道という、よくわからん経路をたどって到着。
21時半ぐらいについたのですが、無料駐車場は9割方埋まっていました。
遅れて23時頃についた門馬さんは有料駐車場利用と相成りました。
翌朝5時半に落ち合う約束をして就寝。

1日目 扇平~室堂~真砂沢ロッジ(幕営)

前泊の駐車場確保時から、観光地のハイシーズンの人混みは感じていましたが、なかなかでした。
私達が並んだのはバス運転開始の1時間近く前でしたが、もう100mほどの行列ができていました。
あんまり人がいるので、バスの始発も時刻表よりちょっと早くなり、また幸いバスが動き出したらスムーズに列は解消されて、それほど待たされませんでした。けれど、バスで黒部ダムに着いた後も、混み合う中ケーブルカーやらロープウェーに乗り継ぎ乗り継ぎしたため、かなり疲れました。

室堂についてやっと外に出たら、すばらしい景色が広がっていました。
しかし、暑い! さっそく水場で給水して、出発です。
長いアプローチに飽き飽きしながらも、私は初剱ということもあってちょっとうきうき。
穂高とかよりゆったり大きな山容に感じました。


剱沢雪渓では、石橋さんの指示で明日登る源次郎尾根の取り付き点を確認し(そして勘違いしていたのを修正され)、真砂沢に向かいました。


14時半頃幕営地に到着。学生グループで混み合っていて、テントスペース確保が難しい状態でしたが、なんとか確保。到着して、とりあえず乾杯。そして受付やら荷物整理やらもろもろやることをやって、晩飯を食って、二日目に備えました。夜は暖かく、シュラフも防寒着も不要なほどでした。


2日目 源次郎尾根~剣岳~長次郎谷

2時起き、3時半出発。雪渓をたどって前日確認した取り付きに向かいます。先行グループがいたこともあり、迷うこともありませんでした。茂みのなかを、ときどき岩登りしながら進む感じでスタート。最初のほうに2回ロープを使いました。

標高が上がると岩だけになって、道も不明瞭に。私が先頭を歩いていたのですが、あまり下調べもしていなかったし、初見でルートを見いだせる能力もありませんので、石橋さんや門馬さんにルートを見つけてもらいました。そんなこんなで1峰に到着。ちょっとくだって登り返したら2峰に到着。懸垂用のロープを私がぽいっと投げたらいろんなところに引っかかってしまったので、石橋さんに怒られつつ、しぶしぶ自分で直しながら下降しました。


その後のガレ場がやたら長く感じましたが、気づいたら剱岳登頂!


山頂ではたまたま前橋山岳会の方々ともお会いしました。この後、前橋の皆さんは北方稜線へ行くとのこと。私達も計画にはあったものの、ガスって来たことを考慮し大人しく長次郎谷を下ることに。

ただ雪渓に下りるまでのガレ場は不安定でかなり嫌でした。北方稜線の取り付きで休憩していると前橋の方々が来て躊躇なく登っていきます。そんなタフな前橋のみなさんに「ブラボー!」とコールをすると「前橋!」と威勢の良いレスポンスをいただきました(これが、前橋山岳会のコール&レスポンスだと教えてもらいました)。

前橋山岳会は熊の岩に幕営しているというので立ち寄って、別ルートに行ってすでに帰ってきていた前橋の方々と石橋さんがしばらく話し、わたしもご挨拶させていただき、出立すると、北方稜線を越えてきたメンバーが上部に見えました。
覚えたてのコール「ブラボー!」を叫ぶと「前橋!」と返事がいただけました! 嬉しいですね。

延々続く雪渓をくだって、途中、八ツ峰の取り付きを見つけつつ、テント場にもどったのは17時過ぎでした。祝杯を挙げたあとに夕食となったのですが、みなかなり疲れていて、私以外の2人は食欲も減退。私はいつだって動いただけお腹が空く人なので、2人の代わりに食べまくり、おかげさまで元気回復しました。翌日は八ツ峰の下半部をやるということで、2時半起き4時出発、と決めて就寝しました。

前の晩よりは少し気温が下がったものの、相変わらず温かい夜でした。

◎雑感
後半の行動記録については門馬さんにお任せするとしてひとまず私の感想をば。
アルパインという山行について、これまで、歩くだけの登山とまったく別物と感じていたのですが、今回の山行を経て、延長線上にあるのだなと思うようになりました。天候にも恵まれ、怪我や事故なく行ってこられたことが何よりです。

記録者 宮澤


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