2019年8月11日~14日 石橋、宮澤、門馬
剱岳
3日目 真砂沢ロッジ→長次郎出合→八ツ峰Ⅰ・Ⅱのコル取り付地点→八ツ峰下半→Ⅴ・Ⅵのコル→真砂沢ロッジ
体力的、時間的に全山縦走→三ノ窓下山は厳しいと判断し八ツ峰下半だけやって長次郎側に降りようという計画になった。
2時半起床、4時出発。取り付きまでは約1時間雪渓を登る。昨日長次郎谷を下ってくるオジサンに聞いた「雪渓がヤバイところ(取りつき)」に辿り着く。近づいて偵察してみるときちんと繋がってる部分があり、問題なし。
Ⅰ・Ⅱのコルまではガレガレのルンゼを詰める。左側に詰めると巻いてしまうので右側を詰める感じで登った。逆層のスラブ壁を登らず不安定なガレ場を登っていくとⅣ級程度の壁が立ちはだかる。
ロープを出して登るがここじゃなさそうとの事だったのでスラブ壁右の草付きバンドを登るところが正解だったようだ。
壁は短いが体感Ⅲ級以上Ⅳ級に程近い壁があり私的にはここが一番大変でした。
しかし石橋さんはテンションが上がってるのか、高速でルンゼを登っていました。凄まじいです。
そんなこんなでⅠ・Ⅱのコルまで到着。
ここからはⅢ級程度の壁を登り懸垂下降の連続。
三点支持をすれば問題なさそうな壁だが一部三点支持できない箇所が数箇所あり緊張した。しっかり浮き石を確認する事が重要です。
最後はⅤ・Ⅵのコルを長次郎側へ50m×2回の懸垂。ソロのお兄さんが下降地点で迷っていたので一緒に下降した。お互いに安全第一です。
その後は腹痛に悩まれされながらも頑張って雪渓を下りテントまで戻りました。
夕食は宮澤さん以外は食欲がなくほぼ宮澤さんが食べてくださいました。
恐るべき胃袋です。助かりました。
就寝時はかなり雨が降っていましたが、翌日朝には星が綺麗な空でした。
4日目に続く
記録 門馬
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