寒・暖の並ぶ趣向の巧みさよ
向かって左に西村五雲「淡光」、右に山元春挙「雪渓遊鹿図」。
「淡光」は寄りかたまって寝ている、兎の息や体温まで感じられる画。
その隣には雪、圧倒的な厳しさで降りしきる「雪渓遊鹿図」。
一種、異様な?取り合わせ(並べ方)なのですが、このコントラストが凄い!温度の差が。画の力の凄さが。
入場料、一般・大学生1000円/高校・中学生800円。小学生以下無料。
見て損は無い;と思います。明日までです。(宣伝;)
でも、ただ一つ不満が。この展覧会、会の出版図録がありません。
その為、出品作の殆どを所蔵、収録する「大倉集古館の名宝」という本を購入。
「不満」の種…
私が気になった作品の数点は、他の諸機関に分蔵されていた作品であった。
為、つまり;この本には収録されていなかった!
から;結果、また散財;(出品画家の画集等はショップで売られていた)
に!なるじゃないか~~;
極力…出費は控えたいところであるのだよ。(「ケチ!;」)
で、悩むこと10 ?数分;で、結局…
鏑木清方と安田靫彦で迷った末、安田画伯(「卑弥呼」「額田王」等々)の学研「巨匠の日本画・7」を買い求めました。
決め手は「風神・雷神」も、でしたが。
とにかく…見ていると、えも言わず…引き込まれる…。懐かしさというか、言葉では言い表しにくい画境(偉そうにすみません;)があって。
そうですね…私が、
「わんぱく王子の大蛇退治」(東映動画長編アニメ)が好き、な事も多分に影響してるかもしれませんが。
でも歴史画だけではなく…何か、静物でも風景でも気になる。
で、どうしても(笑;)「気になる!」のでこちらを選んでしまいました。( …鏑木画伯の方はまた今度;)
ちなみに(御存知の方も大勢いらっしゃるとは思いますが)
「わんぱく王子の大蛇退治」は日本画タッチの背景に、日本アニメ界最高峰のアニメーター、森康二氏の絵(動き)が素晴らしい大作。
(テーマ曲は「ゴジラ」でお馴染みの伊福部昭氏)
これは、アニメのお好きな方は「必見!」です。一押し!
これまた宣伝;
さくら?いいえ、三越・学研・東映ビデオのまわし者ではありませんので;
でも、これを読んで…気になってしまった(笑)方は、
どうぞ「展覧会」と「本」と「DVD」のセットでご覧下さい。
「是~非~。」(これで貴方も『散財!』です)
P.S. むむっ;↑ なんか?;怖いぞ!;