本作品、~青春うたものがたりシリーズ~「生きる力」は、私の妻が三十八歳という若さで癌(乳がん)にかかり、その癌というとてつもない巨悪な病魔と戦う現実の姿を、ほとんど実話に近い形で書いているものです。それだけに、本作品が本当に人の生きることや命の大切さの意味を訴えているのを、よくみなさんにご理解していただいているのか、本作品が、小説や音楽、ドラマetcのジャンルを越えて、今凄い多くのみなさんに読まれていることがわかりました。本作品、~青春うたものがたりシリーズ~「生きる力」が、何故?そんなに人の心を魅了し感動を与えるのか!ぜひあなた自身もその目とその心で直接確かめてみてください。
人って何で?
生まれるとき 一人なんだろう
人って何で?
死ぬとき 一人なんだろう
ホントはみんな そのことに気づいているくせに
みんな知らないふりして 生きているのは何でなんだろう
人って 不思議な生きものだね
あっ!そういえば僕もひとりぼっちだっけ だってボク影法師だもん
口をきく友達もいないし家族もいない影法師だもん
僕はひとりぼっちの影法師 ふぅ寂しいね
(九)
「大沢さん、こんなことぐらいで泣いていないで、しっかりと地に足に地をつけて、奥さんをしっかりと守っていってくださいよ。これからが、奥さんの本当の病気との戦いが始まるのですから・・・」
「そうですよ、大沢さん。奥さんの乳がんの手術は、利き腕である右腕が使えなくなる心配をすることもなく上手くいきましたが、これからが本当に奥さんと乳がんとの闘病生活が始まるんですからね・・・」
「大沢さんがそんな弱弱しい態度じゃ、奥さんだって不安になって治る病気もなおらなくなりますよ・・・」
「は、はいすみません。場所柄もわきまえずに、ついつい大人気ない恥ずかしい姿を見せてしまいまして・・・」
「だけど、そんな大沢さんの人柄の良さに、奥さんも惚れたんでしょうがね、山中先生・・・」
「そうだね、アッハハハ・・・」
「クスクスクス・・・」
拓也は、今さっきまで自分が山中医師の前に跪き、人目もはばからずに咽び泣いていたことを、本気で怒っているのではないにしろ、山中医師と平野看護師に指摘されたとたんに、凄い恥ずかしさを感じると同時に、何十年ぶりかは分からないが?まるでテストで赤点でも取って職員室に呼ばれて怒られているような感がした。
ただ、その拓也に対する二人の内容はともかく、二人が愛美のことをこんなにも真剣に心配してくれていることを知ると、そんな恥ずかしい気持ちもどこかに吹っ飛んで行ってしまい、あえて二人にそのことを言葉で伝えることしなかったものの、自然に心の底から感謝し嬉しさがこみ上げてきた。
「あ、そうそう、それよりこれから私は奥さんを手術室に迎えに行って来ますけど、奥さんが手術室から出て来ましたら、何でもいいですから声を掛けてあげても大丈夫ですよ・・・」
「ただし、全身に麻酔を打っているために、もしかしたら本人はご主人と話したことを何も覚えていないかも知れませんが、もうそれは麻酔のせいで仕方のないことですから、我慢してもらわないといけませんがね・・・」
平野看護師がそう告げて、山中医師に愛美の搬送準備の許可を取ると、再び手術室の方に向かった。
その間、拓也は山中医師がスケッチブックに手書きで書いた、愛美の乳がんの手術模様の絵図を見ながら、今回の手術内容の詳細についての説明を受けていた。
平野看護師が、愛美を迎えに手術室に向かってから、十分くらいは経ったのだろう?
例のごとく、手術室の扉がギーッという金属音独特の不気味な音を響かせて開くと、その中から真っ白な毛布が被せられた、一台の搬送者が平野や木内ら三人に看護師に押されて出て来た。
まだ、山中医師との話の途中だったにもかかわらず、拓也が大急ぎでその搬送者に近づくと、そこには間違いなくさきほど手術を終えたばかりの愛美が、おそらくまだ麻酔(全身麻酔)が抜け切れていないからだろう。
自分に何があったのか?それすらも分からない様子で、何か別世界の景色でも見ているかのように、やけに目玉だけをキョロキョロと動かして周りを見渡しながら、いかにも気だるそうなうつろな表情をして乗っていた。
ただ、愛美の現在の様子がどうであれ、再び彼女と生きて再会が出来たことが分かった瞬間、ついさっき山中医師と平野看護師に感情の高ぶりすぎを指摘され注意を受けたばかりだというのに、いつの間にか拓也自信はそのことさえすっかり忘れてしまい、再び彼の目頭は涙でいっぱいになっていた。
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第9話「青い目の少女」
大翔くんは、なんとか生まれつきの重度な下半身麻痺の病気のために、ずっと両足が使えずに車椅子生活で、彼らと同じように外に出て自由に遊ぶことが出来ないナナちゃんを、1度だけでもいいから彼女が自分の両足を使って、外で自由に遊べるようにしてあげたいと思い、色々と彼女の病気についての資料を調べたり人に尋ねたりしましたが、結局そのための名案が見つかることは、何もありませんでした。
そのために、なんとなく彼はナナちゃんと会いづらくなり、これまで遊んでいた彼女の家の前にある公園ではなく、だんだんと別な場所にある公園などで遊ぶようになりました。
ただ、だからと言って、ナナちゃんが彼女の自分の両足を使って、外で自由に遊べるようにしてあげたいという夢をあきらめたわけではありません。
いつも、大翔くんはナナちゃんと会うのを避けながらも、もう自分の力では彼女の夢を叶えてあげることが出来ないと知った以上、1度でいいから心の中では彼女が自らの両足を使って歩くことができ、彼らと一緒に外で走り回って遊べるようになることを、昼夜なく空に向かって神様にお願いしていました。
ついに、凄い記録が誕生しました!!
単に、みなさんが芸能界の話だから興味持っているのか?それとも、本作品に興味持っていただいているのか?その理由がどちらにせよ、昨夜の「夢で芸能界を盗んだ男」を見に来た人・人・人のそのもの凄い訪問者の数には、正直に言いまして凄く驚いています。それは、当ブログを始めて約10ヶ月なりますが、これまでのすべての訪問記録の中で、最高の数字を記録しました。それにまた、携帯電話から本作品を見ていただいている人の数の多さは、全国の大勢の若い世代の人たちが、かなり本作品に対して興味を持っていただいているのではないかと思い、すごく嬉しく思っています。この凄い記録が誕生したのは、すべて当ブログへお出でいただいています、みなさんの応援のお陰だと思っています。本当にありがとうございます。
アメーバーブログ「おとぎのお家と仲間たち」
http://ameblo.jp/phoenix720/