今日で、いよいよ、りとるさんた~世界でいちばんの贈り物~も、最終回を迎えました。本作品の主人公の「りとるさんた」のチッチが、本当の妹のように可愛がっている児童養護施設の“希望の家”に住んでいるエミリーちゃんの今年のクリスマスのプレゼントの、「ペルシャ猫の子猫が欲しい・・・」という願いを、定められた規則と限られた時間の中でどう解決するのか?私たち人間社会の常識を遥かに越えたその超ミラクルの方法と、当ブログにお越しのみなさんに本作品が伝えたい、本物の「愛と涙と感動のファンタヂックの世界」を、ぜひ本作品全編を通じて体感してもらい、最後までお楽しみして頂ければと思います。
(八)
生まれたときから 親のない
子供の見る夢 どんな夢
顔も名前も知らない パパとママと
優しい笑顔と温もりが いつもいっぱい溢れている
お家で家族と一緒に 暮らす夢
そうです。わざわざママがチッチの夢の中に現れて、彼に教えたかったのは夢や心の中の世界には現実の世界のように何も国境や規則などなく、誰もが自由自在に鳥のように空を飛んだり、陸地や海の上を駆け回って遊んだりすることが出来ることです。
それと、地球内はもちろんのこと地球以外(宇宙)のどんな場所にでも、自由自在に旅や冒険に行ったりすることなどが、何でも出来ることです。
そこで、チッチがエミリーちゃんの今年のクリスマスのプレゼントの願いごとを叶えてあげるために考えたことは、その夢を利用して彼女の夢の世界の中に、彼女がペルシャ猫の子猫が飼えるためのお家を作ってあげることでした。
そしてさらに、エミリーちゃんの現実の世界との大きな違いは、そのお家にはペルシャ猫の子猫が飼われているのもそうですが、パパやママや弟たちの家族も、現実の世界で見かけるごく普通の家庭のように、彼女と一緒に住んでいることでした。
また驚いたのは、その家には家族の温もりはもちろんのことですが、四季を通じてさくらやスミレなどの花が咲いているのを見ることが出来たり、鶯やメジロなど小鳥の鳴き声を聞いたりすることが出来る、小さな日本庭園ふうの庭までありました。
このチッチの予想もしていなかった「世界でいちばんの贈り物」に、エミリーちゃんは大喜びでした。
それもそのはずです。現実の世界では児童養護施設暮らしで、家族が誰一人もいない上に今年のクリスマスのプレゼントの願いごとであるペルシャ猫の子猫も飼えないのに、夢の世界ではそのすべてを手にすることが出来るからです。
エミリーちゃんは、チッチが贈った“世界でたったひとつのクリスマスプレゼント”を手にしたとたん、夜が来てベッドで眠るのが待ち遠しくなりました。
それは、毎晩現実の世界の児童養護施設の暮らしでは体験できない、パパやママや弟たち家族と楽しく食事をしたり、ペルシャ猫の子猫と一緒に遊んだりすることが出来るからです。
そう、そのせいで、現実の世界の児童養護施設の暮らしでも、エミリーちゃんはその職員みんなが驚くほど、ずっと以前よりも明るくなりました。
チッチは、そんなエミリーちゃんの喜ぶ姿を見て安心したのか、自分が担当しているこの町のほかの子供たちの家に届けるために、数え切れないほどのいっぱいのクリスマスプレゼントが入っている大きな白い布袋を、赤鼻のトナカイが引く橇に積んで、満天の星が輝いている夜空に向かって飛び立っていきました。
そんなチッチのりとるさんたとしての様子を、三日月に腰を掛けて見守っていた彼のパパとママも、いちばん心配していたエミリーちゃんの問題が上手く片づき、きっと安心したのでしょう。
チッチの、冬の空いっぱいに輝いている星の中に飛び立っていく勇壮な姿を、笑顔で見送っていました。
完
「りとるさんた」とは?!
りとるさんたは、人間の赤ちゃんの半分ほどの大きさで、世界中の子どもたちの純粋な心のエナジーで創られた夢の国、「ホワイランド」に住む人間と同じ姿をしている子どもの妖精です。
そして、その本来の役目(仕事)は、世界中の子供たちに頼まれた願い事(プレゼント)を、毎年クリスマスイブの日に届けてあげることです。
また、その特徴は、私たち人間とはずいぶんと違い、雲や屋根の上を自由に走り回ったり、現代から過去や未来にタイムスリップ(時間移動)したり出来る特性(超能力)を持っています。
その他にも、人間の子供や動物たちとテレパシーを使って話しをしたり、人間や動物を問わずに夢の中にテレポーテーションし、その夢の中でその夢の相手と会話が出来きたりしますが、自分の姿をその人物の性格の善悪者に関係なく大人に見られたり、大人の夢の中に入り込んだ際、その夢の相手に自分の正体を知られてしまうと、自動的に身体のエナジーがナメクジのように極端に消滅していき、生命の危険に晒されてしまいます。
今日の一口メモ
みなさんは、世界で一番読まれている本が「聖書」で、世界で一番歌われている歌が「賛美歌」で、そしてこれまで世界で一番印税収入を得ているのが、「ホワイトクリスマス」(約年間70億円)だということを知っていましたか?そして、日本の国家である「君が代」が、もともとは賛美歌を原曲にして考えられたことや、あの「鉄腕アトム」の歌と「君が代」が同じコード進行でつくられているということも有名な話ですね。また、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」が「きよしこの夜」Silent night, Holy nightの原曲から始まっているというのも、よく知られている話しですよね。そいうことを総合的に考えると、「聖書」や「賛美歌」は、世界的なヒット商品を産むための原資の素と言えるのかも知れませんね。
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書) | |
竹田 恒泰 | |
PHP研究所 |
Idiom Attack, Vol. 1: Everyday Living ( Japanese Edition) | |
クリエーター情報なし | |
Exile Press |
願いの塔(AL2枚組+DVD2枚組) | |
クリエーター情報なし | |
rhythm zone |
EXILE ATSUSHI Premium Live ~The Roots~ [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
rhythm zone |