私のファースト老眼鏡を作ったショップで、偶然接客して下さったJ子さんと、かれこれ20年以上のお付き合い。そして本日彼女と心斎橋でランチである。
ホテル日航大阪の中にある和食屋さん、勿論私はお初だし、こんな敷居の高い所一人じゃとてもじゃないけど来れない。
何もかもJ子さんのセッティングで事は粛々と進行するのである。
地下鉄一本で行ける大都会は、それはそれは賑やかで、豪華で、随分長い間、こんな所でゆっくりした事は無かったなとしみじみ思う。
J子さんは、私より多分10歳位年下の、小顔の美人さんである。
私が夫を亡くして2,3年後に彼女も最愛の夫をくも膜下出血で突然失った。
でも、その時自分には仕事があったので、気を紛らわせる事が出来たし、それ以来「手話のボランティア」をしていて、案外今が一番のんびりしているいい時じゃないかと思うの、と言う。
そうそう、私も今となっては、何時救急車を呼ぶ事態になるやもしれぬと、心臓が絞られるような、じりじりした夜を過ごす事もなくなったし、特に気にかかる事もないし、もう嫁に行く事もあるまいしと、もうこの先、「ワクワクして、心臓が口から飛び出すようなステキな事もない」穏やかな余生を過ごしているのよと同調する。
さて、ランチは、最初は「そうめん」が出た。
うーむ、、、家で食べる量の3分の1以下だな。しかも、回りがしーんとしているので、箸で豪快に挟んで、「ずるずる~」っとやる訳にも行かず、おちょぼ口で頂く。美味しいっちゃあ美味しいけど、量が少ないっ!
次にメインは、お寿司。
「少なっ!」と思ったけれど、案外ひそひそ声でお喋りしながらたっぷり1時間以上かけて頂くランチは、食べ終えてみたら、腹八分なのである。
その後J子さんと、J子さんのお友達とお喋り。お喋りと言うけれど、彼女は実は「聾唖」なんである。
つまり「手話」しか意志の疎通が出来ない。私の話はJ子さんが通訳してくれるから、何とかなるけれど、J子さんが、中座して、彼女と二人きりになると、「沈黙の天使がオオアバレ」するのである。
何とかならんかな、何とか。。。。
彼女は身振り手振りで、私に話しかけてくれるけど、悲しいかな、細かい事がイマイチ分からない。
ボブヘアの彼女は、ちょっと賢い女子学生のようで、黒縁の眼鏡をかけていて、とても優しい目をしていらした。
で、メガネを買い替えたいと思うけど、どんなのが似合うと思うか?と私に問うて来る。
うーんっとね、私は、どちらかと言うと「人とカブラナイ眼鏡」を選ぶんだけど、あなたは、「大人しい派?それとも派手派?」と聞きたいんだけど、手話は知らんしなあと、悶もんとしていて思いついた
「スマホのメモ帳に書いて見せればええのとちゃう?」
早速スマホを開けて、メモ帳に「もっと派手なメガネにしたらどうかな?」と打ち込んで彼女に見せた。
すると、画面をじっと見て、私の意見が通じたようで、恥ずかしそうに笑って、イヤイヤとかぶりをふる彼女。
でも、大変忙しい方のようで、ランチの後2時間程度で、あっと言う間にお別れした。
「彼女、仕事が忙しくって、でも、ランチだけならとお誘いしたのよ」とJ子さん。
ふむ?聾唖の人でそんなに超忙しい仕事ってどんなんだ?と俄然興味津々の私。
電話番じゃないだろうし、経理できても、課長に報告出来ないだろうしと、あれこれ悩んでいたら、J子さんが、
「彼女はね、要介護の聾唖者のヘルパーをしているの」
「へ~~!そうなんや」
「そうなの、やはりね、健常者がお世話するよりも、聾唖者同士の方がいいんだって」
なるほろねえ。そういう仕事があったのか。
スマホが普及したお蔭で、連絡もラインで出来るし、改めてスマホって凄い文明の利器だわと思った次第。
思えば、我が家でも、夕食の支度ができたら、娘がグループラインに「ご飯!」と送ってくるので、もそもそと自室から這い出て行くので、言葉を発する事ないわな。。。
誤解しないで、そんな広い家ではないのよ。でも、何時だったか夜遅く帰宅した時、家のリビングで子供達が喋っている会話が外へ筒抜けなのが判明して以来、「ご飯!」も多分聞こえているのだわと、ラインにしたのです。
ああ、何十年も漫才のようなアホアホ会話が筒抜けだったかと思うと、穴掘ってでも埋まりたいっ
(余談)日が暮れた頃我が家の前は帰宅を急ぐお嬢さんが沢山通り過ぎる。いつもは、靴音がカツカツと聞こえて、遠くに消えて行くのに、昨日は、それが玄関で止まった。
娘が防犯カメラで覗いたら、何と、まだ蕾のハイビスカスをスマホで撮っていたんだって
こりゃ~マイッタ。何が何でも咲いてもらわにゃあきまへんな。アロアロちゃん(ハイビスカスのハワイ語)頼むで~~。
ちなみに、多分だけど、明日には一つ咲きそうなの。でも、今日はね、39,7度もあったので、蕾なのに、先っちょがシワシワになっているのが気になるの
ホテル日航大阪の中にある和食屋さん、勿論私はお初だし、こんな敷居の高い所一人じゃとてもじゃないけど来れない。
何もかもJ子さんのセッティングで事は粛々と進行するのである。
地下鉄一本で行ける大都会は、それはそれは賑やかで、豪華で、随分長い間、こんな所でゆっくりした事は無かったなとしみじみ思う。
J子さんは、私より多分10歳位年下の、小顔の美人さんである。
私が夫を亡くして2,3年後に彼女も最愛の夫をくも膜下出血で突然失った。
でも、その時自分には仕事があったので、気を紛らわせる事が出来たし、それ以来「手話のボランティア」をしていて、案外今が一番のんびりしているいい時じゃないかと思うの、と言う。
そうそう、私も今となっては、何時救急車を呼ぶ事態になるやもしれぬと、心臓が絞られるような、じりじりした夜を過ごす事もなくなったし、特に気にかかる事もないし、もう嫁に行く事もあるまいしと、もうこの先、「ワクワクして、心臓が口から飛び出すようなステキな事もない」穏やかな余生を過ごしているのよと同調する。
さて、ランチは、最初は「そうめん」が出た。
うーむ、、、家で食べる量の3分の1以下だな。しかも、回りがしーんとしているので、箸で豪快に挟んで、「ずるずる~」っとやる訳にも行かず、おちょぼ口で頂く。美味しいっちゃあ美味しいけど、量が少ないっ!
次にメインは、お寿司。
「少なっ!」と思ったけれど、案外ひそひそ声でお喋りしながらたっぷり1時間以上かけて頂くランチは、食べ終えてみたら、腹八分なのである。
その後J子さんと、J子さんのお友達とお喋り。お喋りと言うけれど、彼女は実は「聾唖」なんである。
つまり「手話」しか意志の疎通が出来ない。私の話はJ子さんが通訳してくれるから、何とかなるけれど、J子さんが、中座して、彼女と二人きりになると、「沈黙の天使がオオアバレ」するのである。
何とかならんかな、何とか。。。。
彼女は身振り手振りで、私に話しかけてくれるけど、悲しいかな、細かい事がイマイチ分からない。
ボブヘアの彼女は、ちょっと賢い女子学生のようで、黒縁の眼鏡をかけていて、とても優しい目をしていらした。
で、メガネを買い替えたいと思うけど、どんなのが似合うと思うか?と私に問うて来る。
うーんっとね、私は、どちらかと言うと「人とカブラナイ眼鏡」を選ぶんだけど、あなたは、「大人しい派?それとも派手派?」と聞きたいんだけど、手話は知らんしなあと、悶もんとしていて思いついた
「スマホのメモ帳に書いて見せればええのとちゃう?」
早速スマホを開けて、メモ帳に「もっと派手なメガネにしたらどうかな?」と打ち込んで彼女に見せた。
すると、画面をじっと見て、私の意見が通じたようで、恥ずかしそうに笑って、イヤイヤとかぶりをふる彼女。
でも、大変忙しい方のようで、ランチの後2時間程度で、あっと言う間にお別れした。
「彼女、仕事が忙しくって、でも、ランチだけならとお誘いしたのよ」とJ子さん。
ふむ?聾唖の人でそんなに超忙しい仕事ってどんなんだ?と俄然興味津々の私。
電話番じゃないだろうし、経理できても、課長に報告出来ないだろうしと、あれこれ悩んでいたら、J子さんが、
「彼女はね、要介護の聾唖者のヘルパーをしているの」
「へ~~!そうなんや」
「そうなの、やはりね、健常者がお世話するよりも、聾唖者同士の方がいいんだって」
なるほろねえ。そういう仕事があったのか。
スマホが普及したお蔭で、連絡もラインで出来るし、改めてスマホって凄い文明の利器だわと思った次第。
思えば、我が家でも、夕食の支度ができたら、娘がグループラインに「ご飯!」と送ってくるので、もそもそと自室から這い出て行くので、言葉を発する事ないわな。。。
誤解しないで、そんな広い家ではないのよ。でも、何時だったか夜遅く帰宅した時、家のリビングで子供達が喋っている会話が外へ筒抜けなのが判明して以来、「ご飯!」も多分聞こえているのだわと、ラインにしたのです。
ああ、何十年も漫才のようなアホアホ会話が筒抜けだったかと思うと、穴掘ってでも埋まりたいっ
(余談)日が暮れた頃我が家の前は帰宅を急ぐお嬢さんが沢山通り過ぎる。いつもは、靴音がカツカツと聞こえて、遠くに消えて行くのに、昨日は、それが玄関で止まった。
娘が防犯カメラで覗いたら、何と、まだ蕾のハイビスカスをスマホで撮っていたんだって
こりゃ~マイッタ。何が何でも咲いてもらわにゃあきまへんな。アロアロちゃん(ハイビスカスのハワイ語)頼むで~~。
ちなみに、多分だけど、明日には一つ咲きそうなの。でも、今日はね、39,7度もあったので、蕾なのに、先っちょがシワシワになっているのが気になるの