本日はみんな大好き『ハンバーグの日』です。
ハ(8)ンバーグ(9)の語呂合わせからきています。
8月9日というのは多くの地域で夏休みになっていることから、さらにたくさんハンバーグを食べて欲しいという願いが込められているそうです。
この記念日を制定したのは、株式会社「味のちぬや」です。各種冷凍食品を手がけ、全国のお店やスーパーに流通させている会社さんです。
ケチャップ、デミグラス、チーズ入り、和風、煮込みなどなど、いろーんな味が展開されているハンバーグは登場以来、老若男女問わず大人気のもメニューで、好きな食べ物ランキングでは常に上位をキープしてるようです。
ハンバーグの起源は、18世紀ごろのドイツの港町ハンブルクで食べられていたタルタルステーキだと言われています。
これは、さらに遡ること13世紀、ヨーロッパにまで攻め込んできたモンゴル帝国の遊牧民(タタール人とかタルタル人とか呼ばれていたようです)が食べていた生肉料理を原型としているんだそうです。
遊牧民たちは遠征の際、乗り潰した馬の肉を細かく切り刻み、玉ねぎなどを加えて香辛料で味付けして食料としていたそうです。
これがドイツ人たちに食べやすいように肉を固めて焼かれるようになり、今の私たちが知るハンバーグに近づくわけです。
それから20世紀にかけて、ドイツからアメリカへ移住する人々が増えました。
彼らがタルタルステーキをアメリカに持ち込み、「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグステーキ)」と呼ばれるようになりました。
日本にいつ入ってきたかは明確ではありませんが、明治の文明開化の頃に他の西洋文化と一緒に伝わったとされています。
ですが一般的な家庭料理にまで広がったのは、1950〜60年代の高度経済成長期になってからだそうです。
牛肉と豚肉を混ぜた合挽き肉は塊肉より安価で、それで作れるボリュームたっぷりのハンバーグは財布にとっても優しかったのです。
ちなみに、乱暴に言えば丸いパンにハンバーグを挟んだサンドイッチの「ハンバーガー」は、誕生には諸説ありますが20世紀初頭にアメリカで誕生したものだと言われています。