いつも心は春気分

2017年9月17日の台風18号被害で生活が一変しましたが、新しい地で心機一転。
穏やかで元気な日々を綴ります。

突然、友が逝ってしまいました

2022-03-19 15:42:44 | 日記
確定申告も契約でしていた会社の仕事も終わりホッとしていた16日(水)のこと。
友だちのMちゃんがお世話になっていたIさんのお宅で倒れて
救急搬送されたというLINEが友だちのKちゃんから届きました。

脳梗塞だということでしたが、詳しいことはわからず
Iさんからの連絡待ちをKちゃんとふたりでしていました。

そして、17日(木)の夜のこと。
Kちゃんから、Iさんに連絡をしたら
その日の朝9時02分に息を引き取ったということを聞いたと電話をしてきました。

なんと呆気ない…

Mちゃんは、20代の頃からの友だちでした。
私は、仕事で忙しい時期、時間ができた土曜日に映画をまとめて観ていました。
夜7時ころからの3本立てコース。
同じ映画館の梯子だったり、違う映画館を時間の勝負で巡っていました。
終わるのは深夜1時だったり2時だったり。

そんな私に合わせることができたのがMちゃんでした。
時々、横でコックリしているMちゃんに気づくこともありましたが、
そういうことも気にせずというか気を遣うこともなく一緒できた
映画友だちでした。
ただ、親の介護に忙しくなったここ10数年ほどは映画の梯子もできなくなっていました。

友だち付き合いをする途中から、何となく問題を抱えていることに気づきました。
それでも友だちだし、会社を辞めた後、事務所を借りていたことがあり、
コスト削減で事務所を引き上げる時に片付けを手伝ってくれました。

4年半ほど前、入院・手術をした時も車の運転をしないにも関わらず
列車と徒歩でわざわざお見舞いにも来てくれました。
そして台風で被災した時も片付けに来てくれました。
自分の家の片付けは得意ではないのに、人の家の片付けは手伝ってくれるのです(笑)

近年は、心臓病を克服し、難病も発症しましたが寛解したとも聞いています。
実家は大分市から車で1時間半ほどの場所にありますが、
難病治療が終わった後、帰らずに知人Iさんの家でお世話になっていました。

数年前に離婚をし、家族はいませんでした。
抱えていた問題で周囲の様々な方々に迷惑をかけ、旦那さんも大変だったようです。
親しかった人には不義理をしてもう会えなくなっていたとも聞いています。

私もK ちゃんもその話をMちゃんが入院している頃に聞き唖然としたのを覚えています。
本人は私とKちゃんがMちゃんの秘密を知っていることに気づいていなかったし、
私たちも敢えて言いませんでした。
Mちゃんに会ったのは、退院してSさんの家に行く時に送って行ったのが最後です。
LINEでは時々やりとりしていましたが、Sさんが86歳という高齢のため
そろそろ実家に帰った方がいいのではとKちゃんと心配していました。
順番的には、高齢のSさんの方が先に逝くのだからと。

でもまさか、Mちゃんが先に逝ってしまうとは想像だにしていませんでした。
大きな病気を2つも乗り越えてきた強靭な体の持ち主だと思っていましたから。

身寄りもいないことから、市にお願いして火葬をしてもらうことになり
昨日、行ってきました。
Iさん家族3人と、私たち友だち3人の合計6人で見送りました。

脳梗塞で運び込まれた時は既に脳の3分の2が死んでいたそうです。
Mちゃんの場合、事前に兆候があるような脳梗塞ではなく
麻痺して倒れ、そのまま昏睡状態だったようで
Iさんは96歳のお兄さんの世話で家を離れていた間の出来事でした。

いろいろ問題があり、私と友だちとで処理をしなければならない問題も残っていますが
最後にあまり周囲に迷惑をかけないような逝き方をしたと思えてなりません。

Iさんの96歳のお兄さんも、そしてその息子さんも火葬場まで来てました。
毎日一緒にお兄さんの息子さんの車で温泉に連れていってくれたそうです。
迷惑をかけているのに、Iさんは愛おしそうに眠ったようなMちゃんの顔を撫でていました。
結局、娘のように思ってくれていたんだなと感じました。

最後にMちゃんのことを想う人たちで送ることができて
Mちゃんも喜んでくれているのではと思うのです。