両親招待プロジェクト成功

　アップするのが遅くなりましたが、
　今週水曜日にかねてから計画していた両親招待プロジェクトを実行しました。
　ちょっと大げさ！（笑）

　梅の花にお弁当を予約して当日取りに行き、
　そのまま両親のいる施設に迎えに行きました。

　玄関を開けたら、もう２人がそこで待ち構えていました。
　職員の方に時間を聞いていたんでしょうね。
　開けたらいたので、ちょっとびっくり！

　変な洋服の着方をしていたので、ちょっと着替えさせて
　車で10分の我がアパートへ。

　今流行りのメゾネットタイプのアパートの２階なんで
　玄関のドアを開けたら靴を脱いで、２階へと上がる階段があります。
　これがちょっと急階段なので、後ろから手を添えつつ
　一人ずつ２階へ。
　両親にとっては珍しいので、嫌がらずに上がって行きます。

　
　


　華弁当　2160円。


　


　三段になったお弁当です。
　華やかに見えて、両親も大喜び！


　


　ほとんどがローカロリー。
　血糖値が高い父にはいいかなと思い、梅の花のお弁当にしたんです。
　生麩の田楽が美味しいんですよ。


　


　こっちはさっぱり系。
　ちょっとしたデザートも入っていました。


　ごはんもたっぷり入っていて、私たちでさえもおなかがはちきれそうなのに
　ふたりとも完食！
　美味しかったし、珍しかったんでしょうね。
　良かった〜！

　それまで隠れていたホニャ。
　最近、怖がりになっていて、人が来るとすぐ隠れてしまいます。
　以前、まだ引っ越して間がない頃、父にアパートを見せようとつれてきたとき、
　無理やり抱かせたら、もう逃げ腰で、やっと耐えていました。

　今回、ホニャのことを覚えている母にホニャを抱かせたら
　母は、ホニャの頭と自分の頭を突き合わせて
　「ホニャちゃん。ばあちゃんよ」と言って
　膝の上に置いたんです。

　するとホニャの記憶も戻ったのか、じっとおとなしく座っているんです。


　


　母の声や匂いがホニャの中で甦ったんでしょうか。
　良かった〜！
　その後、父の膝にも座っていました。
　良かった〜！

　だって、９年と数ヶ月一緒に暮らしていたんだから
　どこかに記憶は残るよね。

　帰りに、住んでいた家まで両親を連れていき、家を見せました。

　もう暮らすのは無理でしょ！？

　と父にいうと、

　うん。そうやなあ。無理やなあ。

　一応、納得はしてくれました。忘れるかもしれないけど…
　そして、母は何か不思議なんですけど、状況をわかっているようなんです。

　母はすごく穏やかになりました。
　もともと穏やかな人だったんですが、
　認知症とわかってから段階を追うごとに感情の起伏が激しくなり
　烈火のごとく怒ったり、泣いたり…大変でした。

　耳が遠くなり、記憶も曖昧ですが、元の母のように穏やかで気遣いをするようになりました。

　そういった意味でも今の施設に巡り合って良かったなと思います。

　８月30日は父の誕生日です。
　次回は、おとうさんの誕生会をしようね
　と言ってわかれました。

　ずっと招待しようと思いながらやっと実現した今回の昼食会。
　父がこっそり施設を脱走したときから早くしなければと気になっていました。
　少し肩の荷が降りました。
　これからまだまだ続くことですが、まずは１回目は成功！
　
　秋はドライブにでも連れ出そうと思っています。