夕方、母とお正月のお祝いをしました。






今回はおせちを注文しなかったので、買ってきたかまぼこ類や簡単な手料理で祝いました。
料理より家族が一緒に元日の食卓を囲むのに意味があると今年は特に思っています。
多分母には、料理の味もその料理が何かもわかっていません。
目の前にあるものを食べているだけ。
好きなものが何だったのかさえ覚えていません。
でもまあ、それでもいいんです。
家族が、一緒に過ごせるなら。
以前は、外出先で突然トイレに行きたいと言い出すことが多くて、慌ててトイレに連れて行ってました。
今は、トイレに行きたいとも思わず、尿取りパッドが濡れていても何にも感じていません。
施設で職員の方に聞いたのですが、満腹中枢もマヒしているので、お腹いっぱいというのも感じていないし、お腹が空いていても食べてないということさえわからないそうです。
最近は、まっすぐ立つことも出来ないみたいで
今日も倒れそうになることがしばしばありました。
トイレに連れて行っても全て人任せです。
進んだなと感じます。
会えない間に、どんどん認知症の症状が進んでいます。
私と妹の顔は覚えていて家族だというのはわかっているようですが、一緒にいて名前を呼ばれることはありません。
ちょっと他人行儀なところもありますが、
施設に連れて行って私たちが帰ろうとすると
寂しそうな顔をするのを見ると、
やっぱりわかってるんだなと感じます。
母が母でなくなっていく…
でも私たちにとって母はやっぱり母。
健康で長生きしてほしい。
ちょっとせつなくなったお正月なのでした。
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