いつも心は春気分

2017年9月17日の台風18号被害で生活が一変しましたが、新しい地で心機一転。
穏やかで元気な日々を綴ります。

母のことを考えると切なくなる…

2020-12-23 10:10:27 | 日記
母に会いたいなあ
でもコロナで施設では面会出来ません。

前回、母と外出したのは8月1日のこと。
コロナでしばらく外出出来ませんでしたが、久しぶりに親子顔を合わせました。
近くのカフェでお昼ごはんを食べ、アパートに連れて来ました。

大抵はお昼ごはんを食べた後は、眠いと言って私のベッドに横になるのですが
その日は久しぶりに顔を合わせたせいか、テンションが高く
テレビを見ながらゲラゲラ笑っていました。

そんな母を見るのは久しぶりでした。

その後、程なくして外出は出来なくなり面会のみとなりました。
その面会も1人10分だけ、テラスの中と外での面会です。

母は認知症でコロナのことを説明してもわかるはずもなく
なぜ離れた場所で少しの時間しか会えないのか理解出来ないと思うのです。
だから、それで会いに行くのがかえって可愛そうで面会に行けませんでした。

10月にケアマネさんと施設の相談員、そして私の三者面談がありました。
その終了後に職員の方から
お母さんに会って行かれますか!?
と聞かれ、会って行くことにしました。

テラスの中と外、線から中へは入れません。
母の両脇には職員の方がついての面会です。

誰かわかる?
と職員の方。

なかなか返事はありません。

誰かわからんの?
と私。

マスクをしているせいもあるかもしれません。
でももしかしたら、忘れられたのかという不安もこみ上げます。

誰かな?

私の大事な人!
と母。

でも私の名前は出ません。
娘ということばも出ません。

でもわかったんだと思います。
私の方に歩いて来ようとします。

ダメよ!ダメ!
と職員の方から静止されます。

今、コロナが流行ってるからそばで会えんのよ。
そう言ってもわかるはずもなく…

そっちに行く
と言いながらまた足を踏み出そうとして止められます。

私の後ろでケアマネさんが手を振っています。
母もそれにこたえて手を振りながら、涙をぬぐっています。

それを見たらたまらなくなって、溢れそうになる涙をこらえながら

じゃあ、またね!
 
と手を振りながら、その場を立ち去りました。

これだから、面会に行けないのです。
何もわからない母にとって逆に可愛そうなんです。

行かなければ、私たちのことをとりあえず忘れて日々を過ごして行けるのです。
多分、自分でも理解出来ない寂しさはあると思います。

でもやっぱりちゃんと会ってあげたい。
早くコロナが終息して、親子で外出したり、ご飯を食べたりしたい。
そのうち、もう少し広いところに引っ越せたら、
外泊させてあげることも出来るのに…と思います。

母のことを考えたら切なくなります。
いつまでも元気でいてほしい…

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