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はっきりしない空模様
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色の少ない時季に唐辛子でも
狭い日本そんなに急いで何処へ行く そんな標語が頭を過ぎります。
駆け抜けていた時代だった。
今 スローライフ 心地よい響きを感じながら
素直に受け入れられる自分でいる。
林立するビル群の雑踏を経てたどり着いた今
背伸びすることも無く今を受け入れ
心豊かに暮らせることが幸せだと思える様になって来た。
足らないことも一杯有るけれど工夫という知恵を持って
足るを知るという事を。
海辺の町の大自然の中に生きて空を海を大地を眺め
身体は大自然の中にドップリと浸かっている。
話相手は鳥たちでも虫たちでも何でもあり
身の回りの全てを相手に生きている。
囀りを聴きながら起きるなんて贅沢な暮らしかも知れないけれど
夜の帳が下りる頃海辺の町は灯りが少なくなって やはり寂しくなった。