海辺の町から

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限界集落から

2021-03-16 14:41:39 | 日記

  花曇りの一日 満開の山桜が昨夜の風で地面を覆っていました


  一面にヒメツルソバの花が
 

  薹立ちした水菜の花が春爛漫


海辺の町にも年度末がやって来ました。
地区の会計を任され年度末の集金やら帳簿の記帳やらで
何かと忙しくしていました。
浜年貢や船舶の係留費共聴アンテナ維持のためのTV組合費等々
小さな海辺の町にもそれなりに昔からの自治会活動が続いているのです。
18日が今年度の決算日 JAや郵便局に記帳に出かけてきました。
監査を受け25日の役員引き継ぎ迄もう少し。

海辺の町の人口減少が止まりません
一人暮らしのYさんお刺身が好きで時々差し入れをしていたのですが
目に見えて痩せてきました 月一で通院していたので
安心していたのですがステージ4で手術が出来ない程に進行し別の病院に転院
コロナ禍面会も出来ず海辺の町には帰れそうにありません
食が細くなり食べないと元気出ないよって もう一度好きなお刺身を食べさせてあげたかったです。
入院するまでタバコを止めることは無かったYさん
子供のいないYOUさんの奥さんも月が明けると海辺の町を後にします。
一人暮らしの寂しさからでしょうか
旦那さんを亡くされ一人暮らしのお姉さんと住まわれるとか
限界集落は消滅集落になりつつあります。
両の手にも余る世帯数になりました。
嫁いできた当時海辺の町が嫌で堪らなかった
古い因習の中で働くことが美徳とされ情操的な中で子育てをしたいと思っていたけれど
地縁血縁の世界一人がどう藻掻いても勝てる物では無かったのです。
こうなったら外の空気を入れてやろうと
様々な役員を体験善かれと思うことを海辺の町に取り入れました。
私は嫌いでも子供達にとっては故郷
次第に他所からお嫁さんが嫁いで来られ海辺の町も新しい風が吹き出したのです。
それから40年限界集落が待っているとは露ほども思わずに生きて来ました

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