湿度の高いドンヨリとした日です
乾燥しきった菜園の隅で咲いています
寝転んだ先に見える空が霞んでいる。
私の気持ちを投影するかのように
アメリカがアフガンを去った。
2001年の米中枢同時テロを機に20年の長きにわたる
駐留に終止符を打った。
タリバンの侵攻に追われるように世界の国々がアフガンを去った。
大国が世界の警察になってはいけないけれど
世界中の人々の支援によって少しずつ国が形づくられて来たときだっただけに
残念でならない。
アメリカ同様日本もアフガンの国造りに関わってきただけに
口惜しくその努力が水の泡になってしまうのかと・・・。
国外脱出を希望しながら 空港で足止めされた人達のことを思うと
彼等の今後がとても心配になってくる。
アメリカや日本の協力者と見なされ恐怖政治に支配されかねない人々を
見過ごすことはどうしても出来ないけれど術がない。
検問通過のため日本政府が出国者リストをタリバンに渡していたと言う
自爆テロのため検問通過できず国内に止まった人達
渡されたリストが悪用されないだろうか
武装勢力に襲撃され中村医師の元で働いていた
ペシャワール会の人達は大丈夫なのだろうか等々。
イスラム教もユダヤ教もキリスト教も一神教
他の宗教は邪教とするところからそもそも相容れないのか
人それぞれに信仰の自由があるはずで他の宗教を認めつつ
信じる神を崇めれば争いも少なくなるのでは。
日本では衆院選前の党役員交代人事で右往左往
平和ぼけしている。
大人になってもう一度観て、やはり苦しい感覚と共に虚しさと無力感に囚われました。
宗教、民族、解決の無い問題に金までが絡んで解決の無い中で涼しい顔の人達がいたりして…私が苦しんでも、迷っても遥かなことだわ、日本人で良かったわと思うことにしました。
今、贅沢はできなくとも毎日何の不思議も疑問も感じることなく有難く食し、そこそこの平和に浴し、それでも怒り、無力感に囚われ、鬱になってしまったりしている私…虚しく生きていると思い、沈んでいる私、私を捨てられないで「この私は…」と思いつついることに罪の意識を感じますし、砂漠の中で闘う人達の日々に刺さる思いはあるのですけれど…
等しく平和、平安、という状態はあるのでしょうか。
何とも…
「アラビアのロレンス」も
紛争って貧困が要因の一つにあるのでは無いでしょうか
生活困難な国民の不満が爆発して紛争が起こっているように思えます。
国家間の武力紛争より内戦が圧倒的に多いという現実を思うときせめて衣食住の約束された生活が送れるよう為政者は考えるべきなのでしょうが・・。
ペシャワール会の中村医師が「餓死するような状態を解消しなければテロは根絶できない」と
即席ラーメンの生みの親安藤百福は「食足世平」食が足りてこそ世の中が平和になると
田舎の片隅で思いはあっても消化不良で悶々としております。
そちらは少しは過ごしやすくなりましたか駆け足で過ぎてしまう秋をご堪能下さい お元気で!