小説「木崎ゆりあと反転世界」第9話です。
これの次回作の案も浮かんできているので早いうちに取り掛からないと…ww
では、しばしお付き合いください。
「木崎ゆりあと反転世界」
第9話
宇宙船(前回のDDD一行のもの)が墜落し、急遽ライブは中止になってしまった。
反転SKEのなかでは落胆する者、終わってホッとしている者、無表情な者に分かれていた。
○落胆している者
まなつ(反転)「くっそー、せっかくいいライブになると思っていたのによ~。」
りな(反転)「これで連続58回目のライブ失敗かよ…」
ゆりあ(反転)「しようがない。また次の機会を見つけるしかない。」
反転世界の茉夏と梨奈はぶちギレしていた。それを心配そうに見つめる反転世界のゆりあ。
○終わってホッとしている者
あかね(反転)「正直今日のライブ、やりたくなかったんだよね。」
あかり(反転)「わ、わかるよ~。向田さんとかのやりたいことがいまいちわかんねえや。」
れな(反転)「変なことやってるよりかは、あいつと一緒にいた方が俺の心が安らぐ…。」
反転世界の明音と亜香里はお友達。2人はいつも一緒らしい。
相変わらず反転世界の玲奈はゆりあのことばっかり考えているようだ。
○無表情な者
かのん(反転)「………………」
じゅりな(反転)「………………」
まさな(反転)「………………」
この3人、いっつも無口…なのね。
連続58回目の失敗。これは反転SKEにとって屈辱的なことだった。
まなつ(反転)「成功のために頑張ってきたのに…。」
りな(反転)「とにかく来てくれたあいつに謝罪しなきゃな…。」
ゆうか(反転)「あの~。」
まなつ(反転)「なんだよ中西。」
ゆうか(反転)「あの子、どこかに行っちゃった…。」
まなつ&りな(反転)「な…なんだってぇ!?」
そこにいるはずのゆりあがどこかに行ってしまったようだ…。
あいり(反転)「向田が目を離してたのが悪いんだろwww」
まなつ(反転)「ち、ちげえよ!!てめーらが終わって『やった~』とか変なことほざいてたからだろ!!」
こうして、反転SKEで喧嘩が始まった……。
一方のゆりあ。彼女は爆発で気を失っていたが、気づくとアパートの一室にいた。
???「気ぃついたか。」
ゆりあ「えっ!?アレ?」
???「あんた、やっぱりこの世界に住むのはやめた方がええ。」
ゆりあ「愛菜さん…?」
そこにいたのは愛菜だった。
あいな「あいつらは凶暴や。あんな奴らと一緒にいたらお前が…」
ゆりあ「なんでですか!!彼らは…私にやさしくしてくれてましたよ!!」
あいな「考えてみい。もとのSKE、あんたにとってどんな場所やった?」
ゆりあ「………過ごしやすい…。」
あいな「反対にしてみ。」
ゆりあ「過ごし………にく…い」
あいな「つまり、あんたは早急に元の世界に戻った方がええ。」
ゆりあ「でも…。」
あいな「何をされるかわからんのや。相性が悪いということは、いろいろな差別の対象になりかねんということや。」
ゆりあ「そっか…。」
あいな「決心はついたか?」
ゆりあ「はい…。私、元の世界に戻ります!!」
続く!!
愛菜の忠告に従って、元の世界に帰ることを選んだゆりあ。
反転SKEとの関係は?そしてゆりあはどうなる!?
次回は、DDD一行を追っていきます。