和楽家草紙 (わがやぞうし)

宮崎県都城市のエヴァホーム社長のブログ。
日々の出来事から趣味の話まで色々なことを書き綴っています。

中間検査

2011年06月30日 | 今日の現場

 

エヴァホームの浅井です。
南九州は昨年より22日も早く梅雨明けしました。
あの昨年よりも・・・・暑くなりそうな様子ですね。

さて、今日の宮日新聞の節電の特集をご覧になりましたか。

この夏は節電のテクニックがブームになりそうですが、
住宅設計の観点からみたエネルギー削減に関する勉強会
7月3日、日曜日に開催することにしました。

テキストはこれまで受講してきた国交省「自立循環型住宅」セミナーのパンフレットを使うつもりです。
「新たに設計する住宅のエネルギー削減率は、基準値から何%削減できるのか?」
かなりのボリュームなので、今回は概要だけでもお伝えしたいと思います。
更に、我が社が取り組む長期優良住宅に関しても耳より情報があります。
これから、住宅を考えていらっしゃる方にお勧めの勉強会です。

1.<今日の現場>
さて、神之山町の現場では、屋根の断熱材の取り付けが一昨日から始まりました。
一般的には、天井面に水平に断熱材を敷き込む工法がほとんどです。
私達が屋根面に断熱材を取り付けるのは、我が社の「プラットホーム工法」に絡むからです。
壁通気、屋根通気と続く空気の流れ。
小屋裏空間の活用。
シロアリが小屋裏に侵入するのを防ぐ、等々のメリットがあります。

屋根の断熱材の施工は、二代目の龍君の仕事。

大きな体でジタバタしながら断熱材を取り付け始めました。

断熱材の施工が始まる前に、電気配線は完了しなければいけないので
飯山電業の柿本さんも昨日は夕方まで施行されてます。

外壁周りのサッシュは全て取り付けが終わり、防水処置も完了。
丸窓はこんな具合に、取り付けられています。

1階の床材が昨日届いたので、棟梁の楠見さんは今日から杉板を貼り始めました。

ここは、リビングの床。
家では中心とも言うべき部分なので、出来るだけ節の少ない床材を選んで施工します。

そして、今日は「瑕疵保険」と「フラット35」の中間検査。


宮崎の住宅センターから検査員の江川氏が来られました。

梁や筋交い、それに申請図面と変更がないかどうか。
適正に構造金物が使われているか。
屋根やサッシュ周りの防水処置は適正に行われているか。
検査は無事に終了して、適合書にサインしました。


 


T様邸 上棟式

2011年06月26日 | 見学会・上棟式・地鎮祭

 

エヴァホームの浅井です。

1.<今日の現場>
本日は上棟式。

昨日まで台風5号の影響で天候を心配したのですが、

そんな不安を吹き飛ばすような風が吹いて、雨なしの上棟式が行えました。


しかし、5色の吹き流しが真横にたなびく強風の中、屋根に上がるのは初めての経験。

 

 

 

 

 

森山の撮影なので、画像がいまいちですが・・・・

 

足場の上にはお施主様と私と楠見棟梁。

 

近所の子供たちも集まり、賑やかにお餅を拾ってくれました。

 


サッシュ取り付け

2011年06月22日 | 今日の現場

 

エヴァホームの浅井です。

1.<今日の現場>
梅雨の中休み。

久しぶりに、青空を見ることが出来ました。

その分、首にタオルを巻いて過ごした、暑~い一日でした。



サッシュの硝子の搬入は午後からでした。
これで、外壁の雨除けのシートを外し、サッシュを取り付けることができるのです。


現場の床下部分に設置した、24時間換気システムの「澄家E」の仮設置は終わっています。

本体やダクトを床下に設置する、という今までにない換気システムの
アイデアが素晴らしかったのだと思います。

この結果、生まれたメリットは、数え上げたらなるほど!とうなづけるものばかりです。


床の下地合板貼りも昨日までに、8割程度は済んでいます。

今日の作業の中心は、サッシュ取り付けです。

雨除けの養生シートを外し、
サッシュを取り付け、
防水テープを四方に貼りまわして、
防水透湿シートを貼りなおします。
久しぶりの良い天気。
いつ雨が降り始めるのか予想できない天候ですから、
大工さんは汗を流しながら、一生懸命サッシュの取り付けをしてました。

 


「澄家E」エコ換気システム

2011年06月20日 | 今日の現場


エヴァホーム
の浅井です。
昨日は「父の日」でした。
80代の二人の父には好物のお菓子を届けてきました。
どちらも、健康とは言えませんが病気と折り合いをつけながら
楽しそうに暮らしているので、安心させてもらえます。
私自身、こういうプレゼントはなかなか照れくさいものですが、
思い切って渡して見ると父の喜ぶ顔が楽しみになります。
そして、私自身も子供たちから感謝の品をいただきました。
  ドイツ製の硝子ペンとフランスのインク。
インクのついたペン先の文様がとてもきれいな一品。
永く使っていきたいと思う、記念にしたいペンです。
1.<今日の現場>
早朝から大雨でした。
養生してあった現場ですが、それでも吹き込む雨に悩まされます。
明日には、窓のサッシュが届きますから、
雨仕舞いも着々と進んでいきます。
屋根材のシングルは、いつでも作業できるように配られています。

今朝からは、電気屋さんが24時間換気のダクト配管を行いました。

床の下地合板を貼る前の作業になります。

このシステムはマーベックスの「澄家E」
4年前から採用しているシステムで、シンプルな仕組みですが
エヴァホームの造る家に実にマッチした、換気システムです。
気にいっているのは、機能がただ優れているだけでなく
この製品を作っている会社が、毎年のようにシステムの改良を加えていることです。

換気の機能と省エネ、さらに自然エネルギーを使う点で
更に、費用対効果の面を考慮すれば、これ以上の換気システムは見当たらないと思います。

上の画像に基礎と土台が写されています。
立ち上りの基礎の水色の部分は、内部に貼った50mmの断熱材です。
そして、木材の土台はこの布基礎に防水・気密テープを使って隙間なく取り付けてあります。
このような、基礎の工法を「基礎断熱工法」を云います。
この工法のメリットの第一は「シロアリ対策」
             第二が効果的な「省エネ」性能。
             そして、エコ換気システムの「澄家」を使えること。
エヴァホームの家造りの構造躯体は、「プラットホーム工法」を全戸採用しています。

「プラットホーム工法」とは基礎断熱工法に、
このブログでご紹介している頑丈な木構造と
壁通気を屋根まで廻し、屋根の二重防水と屋根遮熱をプラスした構造のことです。
このプラットホーム工法は、エヴァホームの造る全ての家で採用しているので
我が社の家は全てが「長期優良住宅を標準仕様」としています、と云えるのです。






屋根ルーフィング貼り

2011年06月17日 | 今日の現場

 

エヴァホームの浅井です。
最近は天気予報を一日に何回も見ています。
不思議なことに、この予報が一日のうちで変化するのです。
梅雨空では気象予報士もきっと、頭が痛いですね。

1.<今日の現場>
今日は朝からよい天気。

大工さんは外壁の下地造りと、筋交いなどの構造金物の取り付けを行っています。

私は窓の位置確認とコンクリート土間の水処理に午前中はかかりきりでした。



午後からは、屋根の職人さんが来ました。
キューハウ宮崎支店の職人さんです。
屋根に使うのは、前回の今町現場と同じ旭ファイバーグラス㈱の「リッジウエイ」
一般的には、「シングル」と呼ばれている屋根材です。
古くからある「コロニアル」と見た目は似ていますが、
耐久性と施工性では遙かに優れたものになっています。
我が社の「ベーシック」と呼んでいるランクの家の屋根の標準品です。

天候のよいうちに、屋根のゴムアスルーフィングを貼ってもらいました。
この商品名は「チャンピオン」と呼ばれ、性能の良さで知る人ぞ知る有名な防水ルーフィング。
その防水性能も優れていますが、作業性は格段に違います。
この季節の雨で屋根上では足元が不安定になりますが、
このルーフィングだと、表面の突起のおかげで、まず滑ることがありません。
画像の手前の部分を注意して見ると、その突起の様子がお分かりになるはず。

下地の防水ルーフィング貼りが終了したので、これであとはシングル貼りになりますが・・・
週間天気予報を見てみると、残念ながら、またまた、傘マークだらけです。
2.こんなことを・・

この1ヶ月ほど、ポッドキャストとフェイスブックに挑戦しています。

どちらも、今年初めにアイフォン4を手に入れたのでやってみたかったものです。



ポッドキャストでは初めはクラッシックとか古代の歴史物を聞いていたのですが、
最近は「万葉集」が一番、気にいってます。


もちろん、パソコンでも見れますが携帯(アイフォン)、アイポッドでも観れるのがいいですよ。

「ケロログ」というものもあります。
そのうちに、私の声がこのブログから流れてくることになるかもしれません。


 


プラットホーム工法

2011年06月15日 | 今日の現場

 

エヴァホームの浅井です。
まだ、梅雨は中盤の様子。

昨夜から降り始めた雨は、明後日までは続きそうです。
昨日はすっかり日も落ちた7時過ぎまで、大工さんたちが屋根仕舞いをしてくれました。
おかげで、今日は現場は雨漏りもなくホッとしています。
1.<今日の現場>

月曜、火曜と二日続きの晴れ間がのぞいたので、T様邸は無事、屋根下地まで済みました。

二日目の昨日は2階の床合板貼りを済ませてから2階部分に取り掛かりました


「プラットホーム工法」
2階の床は、吹き抜け部を除いて24mmの合板が貼ってあるので安心して作業が進みます。


屋根垂木まで工事が進むと、ようやく家らしい形に。
垂木の間に断熱材を貼るので90mmの高さとなっています。
この頃になると、近くの子供たちが集まり始めました。
   「ここの餅まきは26日の日曜日だよ~。」
   「え~っ」
 
エヴァホームの家建てでは、上棟式は吉日を選んで後日、行うようにしています。

お祝い事の日取りを延期することは難しく、

かといって、一番危険な現場作業の日程は天候をみて決めたいので、こんなふうにしました。

通常では、垂木を取り付けたら屋根下地となるのですが、
エヴァホームでは「遮熱シート貼り」を行います。

下の画像で棟梁以外の本日の大工さんと応援が揃っています。
一番手前からご紹介しますと・・・、

南崎クレーン工業の2代目。昨日は親父さんも一緒でしたが今日は一人です。

釘打ち機を使っているのは、楠見建築の2代目の「リュウくん」

その後ろは、楠見棟梁の義理の弟の「麦田さん」

右手に屈んでいるのは、上原建築の上原さん。
上原さんはこの5年間の建て方で欠席したのがたった1回だけの、頼りになる応援です。

最後に青いヘルメットは、棟梁の友達の「吉川さん」
この方も忘年会にはいつも来てもらう楠見グループの一員です。


この時、楠見棟梁は反対側の屋根の準備をしているので写っていなかったみたいです。
屋根の「プラットホーム工法」のポイント

遮熱・透湿・防水シートに取り付けている桟木が合板との間の通気層となります。

この通気層は、外壁の下端からの空気を屋根の頂点まで運んで、自然換気の通り道となります。

屋根の遮熱シートがあれば、夏場はエアコン1台分ほどの働きをすると言う観測結果も聞いています。

もちろん、この合板の上には通常の防水シートを貼ります。


屋根の防水シートは、専用の防水力の高いシート。

下地の合板の弱点である湿気と熱気に対しては、
遮熱シートとの間の通気層で乾燥し、熱気も排出してくれるので安心。


遮熱シートは直接外気に触れないので、反射面が埃やチリなどで覆われることもなく
長期間、遮熱の効果を発揮してくれます。

もちろん、このシートには標準の防水シートから漏れた雨水の、
最後の砦となることも当然、期待してます。

屋根合板まで貼り終わったのが14日の夕方6時半過ぎ。

翌日からの天気予報では3日ほど雨が続くので、屋根をシート養生することにしました。


そして、これが今朝の、雨が降る現場の様子です。
今日は、外壁の間柱、窓周りの枠取り付け。

息子のリュウくんと二人で作業中でした。


 

 


T様邸 建て方開始

2011年06月13日 | 今日の現場

 

エヴァホームの浅井です。
このブログを1ヶ月余り、お休みしていました。
時々のぞいていただいた方には、本当に申し訳ございませんでした。

大震災から早くも約3カ月が過ぎてしまいました。

肝心の政局は、全く見ていられないほどの酷い様相を呈し、

国の財政も経済も、かなり、ひっ迫しているのではないかと思えます。

消費税は2015年までに10%にまで引き上げられそうです。
それは、プラス2%、プラス3%と段階的にあがるとか。

IMF(世界通貨基金)からは日本の現況から判断すると、
消費税15%が妥当などと云うアドバイスがなされたとか・・・。

大震災によって、時の流れの歯車が早まっていく、とも聞きました。

そんな中で、我が社の造る住宅は今後も地元の皆さまに必要とされるのか。
必要とされるには、我が社はどのような家造りをするべきなのか。

いろんな方のお話や文章を参考にさせていただきました。

そして、確信したことは、
基本的には、エヴァホームの方向性は間違ってはいなかった、ということです。

南九州の風土に合う快適な家造り。
地産地消の家造り。
長期優良住宅を標準とする家造り。
自然エネルギーを活用する家造り。
そして、コストパフォーマンスに優れた家造り。

もちろん、はるか手の届かないところもたくさん、あります。

それは、たった二人の工務店。
年間4,5棟しか造らない工務店、だからです。

今後は、この点をもメリットとして家造りに生かしていきたいと思います
そして、お客様から我が社で住まいを建てられたことを誇りに思っていただける、
そんな工務店になりたいと願っています。
1.<今日の現場>

先月末から都城市、神之山(じんのやま)のT様邸の工事が進んでいます。


これまで報告が出来ませんでしたが、本日はクレーンによる建て方を昼から行いました。


今朝7時前の様子。

先週末に土台の敷き込みと1階の柱の建て込みをすませています。

梅雨の中での家建て。
お施主様の不安を解消できるように、職人さんも一生懸命です。



 
2階の床の梁を建て込んでいきます。

画像の右側には、この家の大黒柱(八寸角)が見えています。
普通の柱と違って、この周りに取りつく梁等は組み込みに、手間がかかります。

今日は昼から、クレーンを使った建て方でした。

梅雨の間の晴れ間が明日までは続きそうです。

夕方5時過ぎの状況。
2階の床には、地震力に対する床剛性を高めるため
24mmの針葉樹合板(実付)を使っています。

我が社ではこれを「プラットホーム工法」と名付けています。