自分が受け取る退職金は誰のものか-。定年退職間際の団塊の世代に尋ねたところ、男性の約七割が「夫婦のもの」と答えたのに対し、女性の過半数は「自分のもの」と考えていることが四日、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(加藤寛理事長)のアンケートで分かった。
調査は昨年十一-十二月、団塊の世代と呼ばれる五十六-五十九歳の会社員を対象に実施。首都圏、関西圏、中京圏の都市部に住む九百人に調査票を郵送し、四百七十人(男性三百八十七人、女性八十三人)から有効回答を得た。
「あなたが受け取る退職金は誰のものだと思うか」との質問に、男性の69・3%は「自分と配偶者のもの」と回答。一方、同じ意識の女性はわずか二割強。半数を超える55・4%は「自分のもの」と答えた。
退職金の運用・使途については、「配偶者や家族に相談する」とした男性は71・1%を占めたが、女性は60・0%。「誰にも相談しない」とした女性は、男性より6ポイント高い25・7%に上った。
さらに、「定年後、一緒に暮らしたい人は」との質問に「配偶者」と答えた男性は91・2%。女性はこれより30ポイント近く低い61・4%にとどまった。
同協会担当者は「男性は仕事一筋で妻への負い目がある一方、女性は家事と仕事を両立させた自負を持つ。こうした団塊の世代の特徴が、対照的な調査結果の背景にあるのではないか」と話している。
これは凄い結果ですね。まるで「退職して金が入れば後はお好きにどうぞ!」っていう感じの女の人が1/3ぐらいはいるということですか?恐ろしい話です。