・ダイオキシンDioxine だいおきしん
大気汚染物質として知られるダイオキシン類というのは、構造がよく似ている化学物質を総称する。 ゴミを燃やすと難分解性で有毒な環境汚染物質である「ダイオキシン」ができることはよく知られる。
ダイオキシンは、塩素が含まれている塩化ビニールなどの塩化化合物のあるものを燃焼 すると簡単に発生する事は分かっていた。 ひとたび発生すると自然界では分解されにくく、生態系に悪影響を及ぼす恐れもある 。その全てに毒性があるわけでなく、わずか20種類ほどのものに毒性があるといわれる。
常温では無色無臭の固体で、脂肪などの油脂類には溶け易く、水には溶けにくく、蒸発しにくい、強い毒性を持つという性質がある。
厚生労働省より平成21年度の食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等で食品からのダイオキシン類の一日摂取量は、0.84±0.3 pgTEQ:Toxic Equivalent Quantity(毒性等量)/kg bw/日(0.28~1.49 pgTEQ/kg bw/日)と推定し、耐容一日摂取量(TDI)4pgTEQ/kg bw/日より低く、一部の食品を過度に摂取するのではなく、栄養バランスのとれた食生活が重要であることを示唆した。
食品からのダイオキシン類(発ガン物質)の一日摂取量は、1.20±0.66pg TEQ/kgbw/日(0.47~3.56pgTEQ/kgbw/日)と推定し、耐容一日摂取量(TDI)4pgTEQ/kgbw/日(体重50kgの人では200 pg-TEQ)。
ダイオキシン類濃度を調査した結果、最も濃度が高かったのは生鮮魚類次いで、塩干物、魚介類缶詰をあげている。
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