・走野老Japanese belladonna はしりどころ
ナス科、山中、渓谷の木陰(こかげ)に生え高さ30cmから60cm程度の多年草で、葉は長円形で先がとがる。春、紅紫色の釣り鐘の形の花が下向きに咲く。
横に伸びる太い根・根茎を乾燥させたものがロート根(莨根)で、そのエキスがロートエキスとして、アルカロイドのアコニチンAconitine(致死量は2~5mg)、スコポリンScopolinを含み鎮痛に用いられる。誤食により幻覚を生じる。語源は苦しんで走り回ることからといわれる。
毒草なので新芽をフキノトウやオオバギボウシ(うるい)などの山菜と間違え採取しないよう注意する。
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