・穴子Conger eel あなご
アナゴ科、地方によって、はも、はかりめ、めじろとも呼ばれる。マアナゴ、ゴテンアナゴ、ギンアナゴ、クロアナゴなどがある。日本全国の淡海水の入り混じったところの砂泥地に生息、夜行性を示し、冬季は水深100mまでもぐっている。
名前の由来は、昼間は砂地、岩穴などの狭い穴に潜(ひそ)んでいるから穴子と命名したと言われる。
鰻に似た細長い円筒状で体長1mほどに成長、マアナゴの体色は淡褐色、体側に白い斑点が2列に並んで見える。年間を通し獲られるが夏の7~8月に旨みを増す。近年、中国、韓国などからの輸入品が開きにして大量に入荷している。
一般に鮮魚として消費し、鰻の代用としての蒲焼、八幡巻き、アナゴ飯にしたり、骨きりして天ぷら、寿司だね、椀だね、白焼きのわさび醤油和えに利用する。
マアナゴ以外は、味が劣るので練り製品の原料とすることが多い。血液に毒素イクシオトキシンIchthyotoxinを持っており生物、刺身で食べることはしない。加熱によって無毒化する。
生100g中でエネルギー161kcal、たんぱく質17.3g、脂質9.3g(一価不飽和脂肪酸5g・多価不飽和脂肪酸2g[EPA0.4g・DHA0.6g])を含み、ビタミンA(生500μg/100g・蒸し穴子445μg/50g)は、鰻(ビタミンA生2400μg/100g)ほどではないが一般の魚に比べるとかなり多く含む。
のれそれ 知ってる? - りんころりん (野村倫子のブログ) (goo.ne.jp) でアナゴの稚魚で、葛切り(ところてん)のような食感とか、時には珍しい食材を探してこられます。[2023.5.5]
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