・ビタミンB2:VitaminB2 びたみんびーつー
当初フラビンFlavinと呼ばれ1919年頃より成長促進、抗口角炎作用としての有用性が認められていた。ビタミンG:grouwth(リボフラビンRiboflavin)、発見の経緯からオボフラビン(卵)、ラクトフラビンLactoflavine(乳漿、乳精)ともいう。1933年に発見され、黄色の蛍光性のある結晶をして酸性、中性で熱に対して安定性を示す。アルカリ性、加熱で分解、光に不安定になる。
成長促進が有り補酵素の成分として炭水化物、タンパク質、特に脂質のエネルギー代謝に関与、皮膚・粘膜の再生に有効。不足してくると 皮膚炎・脱毛、食欲不振、倦怠感、口角炎、目が充血しやすい。過剰なB2は、一般に尿中に排泄され尿が黄色、オレンジ色になって表れる。その毒性、過剰症の報告はまだあまりないというが但し書きとして400mg/1日で多尿下痢の指摘がされている。最近になって過剰症で知覚障害があげられている。
多く含む食品とし100g中で胚芽精米0.03mg・とうみょう0.30mg・ツルナ0.30mg・菜花0.28mg・からし菜0.27mg・ほうれん草0.20mg・あしたば0.24mg・メキャベツ0.23mg・パッションフルーツ0.09mg、乾なつめ30g-0.07mg ゆで小豆50g-0.03mg ゆでえんどう豆50g-0.03mg 黄な粉10g-0.03mg 木綿豆腐100g-0.03mg 糸引き納豆50g-0.28mg 豚・牛赤肉0.12mg サーロイン~0.25mg ひれ0.14mg牛胃~3.00mg牛肝臓(レバー) うなぎ0.48mg 青身魚・うるめいわし0.36mg さば0.28mg さんま0.26mg 鶏卵50g-0.22mg 春獲りかつお0.17mg 牛乳0.15mg プロセスチーズ30g-0.13mg パン酵母乾燥1g-0.04mgを含む。
ビタミンB2の製造、合成の多くはとうもろこしデンプンが使われている。血中の基準値は、60~110ng/mlとして示す。野菜でビタミンB2は、成長する葉に多い傾向にあり例として100g中でふき0.01mg、フキノトウ0.08mg、ブロッコリー0.09mg、貝割れ大根0.13mgなどがある。推定平均必要量1mg、推奨量摂取エネルギー量1000kcalに対し0.4mg、成人 1.2mg/1日。抗生物質によって欠乏症状を起こすこともある。栄養機能食品としての上限を12mg、下限0.4mgとし示している。
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