・酪酸Butyric acid らくさん
IUPAC名でブタン酸Butanoic acid、飽和脂肪酸、短鎖脂肪酸、有機酸で炭素数4個、語源は腐敗したバターに含まれラテン語で「バター」意味するbutylicが語源。ウシやヤギなどの家畜の乳脂中に含む。糖類や乳酸の発酵によって生じ、常温で液体、水・エタノールに溶ける。人体では酪酸菌によって作られる酪酸は大腸上皮細胞の主要なエネルギー源であり、腸を理想的な状態に保つためには不可欠な存在という。工業的には、ブタノール(ブチルアルコール)やブチルアルデヒドを酸化して合成する。合成香料、ワニスの製造原料にする。
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