駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

噂の東京マガジン LRTの話題

2007-07-23 12:02:06 | 利用しやすい「駅と街」
昨日の噂の東京マガジン(街づくりの話題が結構出るので、良く見ています)で、宇都宮市でのLRTが賛否両論という話題が取り上げられていました。

賛成の方は環境対策等の面を主張され、一方、反対の方は「市の財政への影響」「バスネットワークへの影響(収益の上がる区間がLRTにとられ、ネットワーク全体を維持できなくなる)」「自動車利用が盛んな地域であり、LRTは利用されない」といった意見でした。

成功例として富山市のLRTが取り上げられていましたが、富山ライトレール(株)の方がおっしゃってたように、様々な幸運(例えば富山駅周辺の高架化の工事を行ううえで、富山港線をそのまま立体するよりLRT化する方がよいということになり、LRT化にお金が投入できた)が成功の鍵だったと思われます。

また、そもそもほとんどの区間がもともと鉄道があったということで、「利用する習慣があった」「路面でないので、高速」「道路交通にもほとんど支障が無い」など、良い条件があったかと思います。

まったくの新設というのはかなり大変ですね。検討されている岡山市の吉備線も、既存の鉄道がかなり利用できるわけですし。

宇都宮市については新設のケースとして、十分な関係者の議論により実現に向けて進むことを願っています。

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