2016/11/18
札幌在住のアメリカ人、クリストファー・マイルス・キングがHIVに感染し、1996年に生涯を終えるまでの手記を舞台化した話。
おおよそ20年前の出来事なので、HIVやエイズそのものについての情報は、そんなに目新しいことはなかったような気がする。
逆に、ほんの20年前の話なのに、しっかりと差別や、あまりに融通の効かない医療の問題があったことについては、いまいち実感がわかない部分なので、そのあたりを重点的に考えながら見る。
同性愛だけでも差別の対象にはなるので、そのうえ、よく知られていない重い病気になってしまったら、とてもしんどいと思う。当時はネットでもそこまで調べられないだろうし。
今はだいぶん良くなっているというけど、結局、エイズだけの知識じゃ不十分で、性教育とか、LGBTや同性愛の性交の知識とか、周辺まるごと学ばないと、こういう問題の本質にはたどりつきにくいような気がする。
※こういうのもあるんですね。「WORLD AIDS Day 2016 > ポッドキャスト」