遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

「第22回俳句甲子園 地方大会 札幌会場」

2019-06-17 20:03:16 | レポート

2019/6/14

・前日にツイッターの告知を見て、あわてて見に行く。

・結構前だけど映画『恋は五・七・五!』で、ずっとライブで見てみたいと思っていた。

・全国大会進出をかけているのに、旭川東A、旭川東B、小樽潮陵、札幌西の3校4チーム。少ない。

・総当りのリーグ戦で全6試合。4試合だけ見ることができた。

・ルールが面白い。

・あらかじめ提示された「季語」に基づき、両チームがそれぞれ作ってきた俳句を1句ずつ発表する。

・発表したチームは、相手チームから次々と飛んで来る質問に回答を試みる。

・お互いのチームの作品発表と質疑が終わったら、審査員5人が判定。より多くの支持を得たチームが1セット奪取。3セット中2セット取ったチームの勝ち。

・審査員が評価する際は、作品点のほかに、鋭い質問をしたり、的確に答えたりするともらえる鑑賞点というボーナスポイントがある。

・鑑賞点の割合は低いものの、相手チームの作品に対して優れた解釈をしてももらえたりするので、必ずしも質疑がダメ出しばかりにならない。

・たまにいい解釈して、鑑賞点をもらいつつ、相手チームの作品の評価を上げてしまうこともある。

・質疑の制度は、作品づくりに大人が関わりにくくする目的もあるのかも。

・各チーム投句されてから、質問までの間がほとんどない。内容はともかくすごい速さで質疑が行われる。

・「景が見えない」みたいな俳句特有の言葉も面白いし、「この作品のオリジナリティは?」「この作品のオリジナリティは○○です」という掛け合いがあるのもすごい。

・結果、作品を作る人、攻撃する人、擁護する人が入り乱れてとても能動的な鑑賞会になっている。

・見ているほうは、どちらの句が優れているかを楽しむというよりも、質疑を聞きながら、各作品の解釈を深めて楽しむ。

・あくまで勝ち負けは結果であって、対立を利用して場を盛り上げていく面白さはプロレスに似ている。

・お客さんがいればもっと盛り上がるだろうし、現状全国への倍率は低いので、文化系部活の高校生はどんどん参加したらいいのにと思う。

俳句甲子園~高校生にしか語れない俳句がある~


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