トッツィー Tootsie 1982
2016/12/18
・こだわりが強すぎて干され気味の舞台俳優、マイケルが、女装してテレビのメロドラマの仕事にありつく話。
・王道のなりすましコメディ。
・ダスティン・ホフマンが「演技の上手い役者」というプレッシャーのかかる役を演じている。
・所属している劇団の雰囲気は、わりと日本の劇団と似た感じ。
・誕生日パーティーでさりげなく示される主人公の舞台役者としての格。
・劇団の女優サンディと、ドラマの座長格の役者ジョンのボンクラぶりがほほえましい。
・がっかり大御所ジョンの唐突なキスと最後のセリフ。
・サンディのスクリームぶり。
・堂々たる笑いのポイントゲッターぶり。
・テレビドラマのプロンプは、モニタにセリフを映してスクロールさせている。おもしろい。
・30年以上前の映画でここまでゲラゲラ笑えるとは。
・「バレるバレない」で緊張感を維持する方法を採っていない。
・その代わりに、思いのほか上手くいって後に引けなくなり、マイケルが罪悪感を煽られる展開。
・間に合わせの役にすぎなかったはずのドロシーが、熱演するうちに段々別人格を持ち始める。
・役に入り込むタイプの役者さんなら共感できそう。
・男優が女性として生きることで当時のジェンダー問題を扱った社会派作品にもなっている。と思う。
・ありがちなコメディの型でも、脚本家の腕がいいと安っぽくならない。
・主人公マイケル、主人公の恋人サンディ、主人公が女装した姿ドロシー、劇団の作家ジェフ、ドラマの女優ジュリー、ドラマの看板役者ジョン、プロデューサーのロン、ジュリーの父親ロスの間で好きだ嫌いだ言っている。
・いったい何角関係なんだか。
・だんだんマイケルと同居している作家がゲイっぽく見えてくる感じが生々しい。
・終盤、マイケルに畳み掛ける「不幸」が楽しい。
・二人が「友達」に戻るのが後味いい。
・そのあと二人が「恋人」になるかどうかはそんなに大事ではないんだろうな。
※見取り図。
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