遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ローレン・ワイズバーガー監督『プラダを着た悪魔』(2003年)

2024-11-14 00:37:49 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2024/11/13

・最高峰のファッション誌で働くことになったアンドレアが、激務に適応していくにつれ、最後にある決断をする話。

・何かを得て何かを失う話の亜種。

・絶対的な権力者ミランダの存在が強力で、すべてのスタッフが彼女に合わせて行動しなければならない。

・抑揚のないポソポソした喋り方の威圧感。

・アンドレアも彼女の仕事のサポートはもちろん、飲み物の用意から娘の機嫌取りまで何でもやる。

・世界中に働きたい人がいる職場で、代わりがいくらでもいるのはわかるけど、雇っては潰すような新人の扱い方って本当に効率がいいんだろうか。

・アンドレアが、ファッション誌で働く以上、きちんとファッションに向き合う姿勢が大事なんだと気づいてから、一気に見た目がきらびやかになる。

・いろんな服装でさっそうと街中を歩く様子が、ただただかっこいい。

・それを見てしまうと、ダサいセーターを着ている時のほうが馴染んでいなかったように思える。

・職場に適応していく彼女に頼もしさを感じる一方で、環境も生活も一変してしまい、恋人と同じ空間にいることすら不自然に見えてくる。

・程度の差こそあれ、就職前後のカップルにはありがちな話なので、共感できる人は多そう。

・感じ方は人それぞれなんだろうけど、どうしても彼女のいる職場に歪さを感じてしまう。

・ミランダが望まないからやらないだけで、彼女が指示すれば人の一人や二人くらい殺しかねない雰囲気はある。

・接客業でたまに遭遇する、無茶なことを言ってくるような客って、こういうところで働く人たちなのかなと思ったりする。

・自分たちの職場のルールを職場の外の他人にも押し付けてくる感じ。

・ハリー・ポッターのくだりも、仕事ができる描写というより、ハラスメントの拡散に思える。描かれてないだけで迷惑を被った人はたくさんいそう。

・とはいえ、そこでしか得られないものがあるのも確かで、最終的には元の立ち位置に戻っているようで、確実にひとまわり成長している。

・ぱっとしないプロレスラーが一回ヒールを経験することで存在感を増す感覚に近い。

・成長って難しい。

(PrimeVideo)


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