遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

演劇集団 空の魚『クラスチェンジ』(札幌学生対校演劇祭)

2016-06-20 00:52:52 | 演劇を見てきた

2016/6/18

中学校のクラス替えの舞台裏を描いた短編。

事務的に問題児と勉強できる子を振り分ける身も蓋もない感じが生々しい。

さりげなく可愛い女子を自分のクラスに引き入れようとする駆け引きも、程度の差こそあれ、似たようなことはありそう。

とは言え、会議中にもかかわらず校内放送で好きな女子を呼び出し告白しようとする中年男性教師とか、嫌いな子の受け入れを求められて教師辞めると言い出す女性教師とか、いくらなんでもがんばりすぎ。

もうちょっと深い駆け引きが見たかったし、現場の教師には「さすがにそれはない」といっぺん怒られたらいいと思うけど、何かと聖職扱いされがちな学校教師の人間宣言だと思えば、おもしろい切り口。

教育大の演劇サークルだから、実際に教員志望がいるだろうと思うと、将来の自分の首を絞めているようにも見える。

それでも、持ち味を活かすのは大事。果敢な題材設定に好感。

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