観劇三昧:プロトテアトル『ノクターン』
2017/11/12
小さな同窓会に集まった四人が、集まれなかったもう一人のために、ひたすら噛み合わない思い出話を続ける話。
居酒屋の小さなスペースで飲みながら思い出話をする体なんだけど、会話の間の詰め方とテンションの高さが、よく訓練された役者さんのようにしか見えず困惑する。
後半の展開で理屈付けはできるんだけど、どこまで計算してやっているんだろう。
前半は徹底して噛み合わない思い出話。
みんな二十代中盤くらいの設定だと思うけど、あと十、二十くらい上だったらこういう思い出の齟齬も共感できるのに。
作者の方が若いのかなとか思ってしまう。
過去の出来事と各人の記憶との乖離が見所なのかなと思ったけど、特にそういう方向では描いてないようだし、作品全体の見所がつかめないまま終わってしまった。
スコップで雪かきするSEは初めて聞いた。
==============メモ==============
「芸術賞」に投票(投票期間が過ぎたので気持ちだけ)
上演時間:01:31:18
上演時期:2015/01/23
作・演出:FOペレイラ宏一朗
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