観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス第43話『最後の奥義継承者』」
2017/11/24
田々南徹が後輩をおでん屋台に誘ってシルバーフォックスへの愚痴を言う話。
椅子の座り位置をズラしながら掛け合いする。
一人二役の形式にも色々見せ方のバリエーションがある。
「最後の奥義継承者」という大仰な煽りとその肩透かしぶり。
継承者が「おまえかよ!」というのもあるし、技も「それかよ!」と思わずにはいられない。
しかし、そこから理屈を積み重ねて最終的にはなんだかすごい技なのかもと思わせてしまう。
完全に男塾後期の民明書房の手口だった。
鬼瓦教官は素でああいう話し方なのか。
奥義継承者、ひとりだけ随分年齢が違う。
時代が進んで継承する必要性がなくなったのかな。
終わりを意識したメタ的なセリフも出てきた。
メタといえば、田々南が「別に良いじゃないですか、ケーブルTVは」と言ったときに、客席から「えー」と声が上がっていたのがおもしろい。
ほんとに予定どおり話終われるんだろうか。
《登場人物》田々南徹 ライト 鬼瓦元教官
《作品情報》(観劇三昧HP)
公演時期 2008/02/05
上演時間 00:16:08
出演者:坂口修一
スタッフ :
作・演出:サシマユタカ
舞台美術:柴田隆弘/演出助手:若旦那家康(ROPEMAN(28))/音響:児島塁(Quantum Leap*)/照明:南勇樹(芝居処味一番)/フライヤーデザイン:黒田武志(sandscape)/webデザイン:山口良太(slowcamp)/写真撮影:森達行/ナレーション:岸本奈津枝
企画・製作:坂口修一
協力:土の会
あらすじ
駅ホストナンバーワンの座に君臨するシルバーフォックスに、阪急を辞める覚悟で勝負を挑んだ徹。しかしシルバーフォックスの手には、阪急のスタシアカードではなく、京阪のイー・ケネットカードが握られていたのであった。
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