遠藤雷太のうろうろブログ

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「教文演劇フェスティバル 2018 グランド・チャンピオン・ステージ【振替公演】」

2018-12-09 00:22:59 | 演劇を見てきた

2018/12/5

・地震で中止になった教文短編フェスの振り替え公演。

・過去にチャンピオン経験のある三団体が短編を上演、終演後には各団体代表と豪華なゲストたちとのトークセッション。

・自分は劇作家協会の会員としてのお手伝い。

・ロビーの飾り付けが凄い。優勝団体代表の特大顔写真を見て両国国技館をちょっと思い出す。

・その気合の入りぶりから9月の無念も伝わってくる。

・星くずロンリネス『キンチョーム』はパズル的な面白さ。

・言葉を無機物のように扱う感じなので物事を俯瞰的に見るクセのある人じゃないと作れない話のはずなんだけど、作演出の上田龍成くんと話すとそんな冷めた人ではなく、むしろ間逆。ギャップがおもしろい。

・劇団怪獣無法地帯『わらう花』は、短編作品の強力な武器「笑い」を廃し、徹底的に作家の世界観を組み立てる。

・閉鎖的な空間で起きた不思議な出来事を大勢の黒子を使ってじっくり描く。

・あれだけコメディ適性のある人が揃っている団体なのにそういう作品選択ができるのはすごい。

・上演前、司会の川井J竜輔さんが、出演者を面白おかしくイジっていたのも良いギャップが生まれていた。隠れた好プレー。

・「社会不適合者」は打ち上げ時の流行語に。

・yhs『ラッキー・アンハッピー』は、久しぶりに見た、抜けのいい小林エレキくんの司会で始まる。

・幕が上がって、正面切った登場人物が横一列。これだけで盛り上がる。絵の力が強い。

・出演者たちは縦横無尽に走り回る。もてあましがちな広い空間をフックのひとつにしているところはさすが。

・それぞれ作品の良さは当たり前として、個々の方向性が見事にバラバラだったのが楽しい。多様性は大事。

・こうなるとELEVEN NINESの不参加が残念。この企画で観たかった。

・終演後の座談会では、森崎博之さんがしきりに大ホールと小ホールの違いを気にしていた。完全にやる側目線。

・ホントに参加したら観客投票システムが崩壊しそう。

・打ち上げには鴻上尚史さんも参加。

・鴻上さんの正面には南参さんがいて作品ラストについて意見交換しているし、横では上田龍成くんがゲラゲラ笑っているし、伊藤樹さんが自作の裏設定を熱く語っていた。

・自分が近くにいるのが申し訳なく感じる贅沢な場だった。

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