観劇三昧:坂口修一「ミッド・ナイト・エクスプレス第31話『秋葉原』」
2017/10/15
田々南徹とシルバーフォックスが、夜行バスに乗って秋葉原のメイド喫茶に行く話。
もう30話を過ぎ、主人公田々南のライバルキャラとして定着していたシルバーフォックスだったけど、崩れる時は一瞬だった。
和解から巨悪への共闘に進むのかと思ったら、意外な方向に進んだ。笑ったけど。
田々南が荷物の中身を紹介している間に、シルバーフォックスが彼を置いて行く見せ方がおもしろかった。
一人芝居で二人演じる時には、ただ声色と立ち位置を変えるだけだと飽きるので、こういう変化のつけ方は大事。
一方でメイドとの掛け合いのシーンは、一人芝居としては微妙な感じがしないでもない。相手の姿が見えないだけで、演者が別の人と会話してしまっている。面白さとは別の話だけど。
コーラやカレーを給仕する際のメイド演出は、どこまで一般的なものかはわからないけど、メイド喫茶文化に疎いのでおもしろかった。
《登場人物》田々南徹 シルバーフォックス
《作品情報》
公演時期:2007/11/06
出演者:坂口修一
スタッフ :
作・演出:サシマユタカ
舞台美術:柴田隆弘/演出助手:若旦那家康(ROPEMAN(28))/音響:児島塁(Quantum Leap*)/照明:南勇樹(芝居処味一番)/フライヤーデザイン:黒田武志(sandscape)/webデザイン:山口良太(slowcamp)/写真撮影:森達行/ナレーション:岸本奈津枝
企画・製作:坂口修一
協力:土の会
あらすじ阪急社員らしく、阪急バスで秋葉原のメイド喫茶へ行くことにした徹とシルバーフォックス。午後11時前、阪急三番街バスターミナルへ一足先についた徹は、シルバーフォックスを待ちわびていた。
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