縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

すずめの丸焼き

2007-06-23 | Weblog
初夏は巣立ちの季節、玄関の階段に親雀よりひとまわり小粒な小雀発見。猫社長が側によっても
逃げない。そこでシャッターチャンス。カメラを近づけても逃げずにうずくまっている。
この写真で30センチくらいかな。こいつなら虫取り網ですぐ捕まえられそうだし、蠅たたきでも
ビシッと押さえつけられるぞ、雛雀の丸焼きにしてやろうか、うそうそ。
学生の頃、居酒屋のお品書きに雀焼きがあって、好奇心で頼んだことがある。頭も足もついていて
もろ姿焼き、肉が付いてなくてどこをどうやってたべるのか疑問だった。ある日雀焼き大好きの先輩が
頭ごとばりばり食べるんだ、最高だよと教えてくれた。でもあの日が雀焼きとの出会いの最後だった。
巣立ったばかりの小雀は猫社長がそんなことを考えているとはつゆしらずにちょんちょんと
離れていった。その動きは血をたらふく吸ってころころ地面を這ったり、飛んだりしている蚊みたいだった。
クチバシの黄色いひよっこめ、恩にきろよ。