縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

製造年月日の謎解き

2007-12-13 | Weblog
食品偽装。昔は製造年月日になっていた。それが消費期限や賞味期限になった。それについて
Wikipediaを見るといろいろ書いてあるけど製造年月日を廃止したのはこんな理由もあるんじゃ
ないかと猫社長は考えた。
クリスマスケーキ、スポンジの製造が11月中頃、クリームは12月中旬、上に乗っている
チョコレートなんていつのものやら、苺だけは日持ちが悪いのでイヴ1週間前につみ取る。
それらを飾り付けた日を製造年月日だとしたらそれこそ偽装になってしまうので製造年月日は
無くなった。猫社長の子供の頃は製造年月日すらなかったけどね。
もっとややこしいのはできあいのおせち料理、伊達巻き、煮染め、ごまめに昆布巻き、ひもちしそうだ。
栗きんとんなんてパックにして保存したら何年も保ちそう。これらを詰め合わせた日が製造日にしている。
もし誠意あるおせち業者がいたとしたら、おしながきをしたためた奉書を添付する。
元旦を向かえ家族たちはおめでとうのあいさつを交わす。昨日の紅白のナカイクンの女装は
いただけないねえとなんて会話をする。お腹減ったね、さあこちらは老舗船場きっちょん兆のおせちを
いただくとしましょうか。母さんが重々しく重箱の蓋を開ける。すると奉書が一同の目に入る。
うむ、なにかな、一家の大黒柱のお父さんが奉書をはらりと広げうやうやしく読み始める。
黒豆、9月25日製造、数の子、10月3日製造、棒鱈、2月10日製造、、、、
最後に消費期限1月3日と締めくくってあった。みんなの顔が重箱の上に集まり固まった。
横浜そごう6階ジャパンショップにねずみ集合
展示会、日本橋丸善B1、津田沼丸善、福岡丸善 開催中