我が村にオリンピックを

テレビでニュースを観ていたら、今年のノーベル医学生理学賞の受賞者が決まったと流れた。
「おっ万能細胞の山中伸弥教授がオスカー、違ったラスカー賞に続いて二冠ってこと？」
そうではなかった。受賞したのは名前も知らないアメリカ人だった。
一緒にテレビを観ていた叔母猫がテレビのテロップを観て
「医学生がノーベル賞を取ったのかい、たいしたもんだねえ」と言った。
猫社長も最初はそう読んでしまった。そういやノーベル医学生　理学賞と読もうと思えば読めちゃう。
今回中山教授のことがあったからニュースでノーベル医学賞のことが取り上げられたんだろう。
てことは文学賞もニュースになるのだろう。
オリンピックの開催は毎回手を挙げるだけで一円も使わず招致するってことはできるのかな。
毎回毎回ただひたすら立候補する。落ちても次にはまた手を挙げる。あきれられてもあきらめない。
縁起村の村長は我が村にオリンピックを招致したいと望んでいる。お金はない。
決まったらそのときどう対処するか考えるつもりでいる。村長は密かに百年後２５回目の正直を狙っている。
そんな候補地があっても面白い。