縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

桜の樹の下には黒い仁丹が。

2011-09-15 | 旬時候
桜の木の下を通ると道が黒い仁丹だらけになっている。
桜に毛虫がいるのだ。仁丹はそいつらのウンコだ。
もしゃもしゃと葉っぱを食い尽くしているそいつらは
見上げても最初はよく目をこらさないと確認できないくらいちびだった。
ところが今日、5センチ以上になってグロテスクな姿を
そこいら中に曝していた。
今年は毛虫が大発生している。小学校の桜、公園の桜、並木道の桜、
カモシカさんの庭の桜にも発生している。
木を見上げなくても仁丹ウンコが教えてくれるので存在がすぐわかる。
毒蛾だったらいやだなあと、ネットで桜の葉の毛虫で調べてみた。
すると、こんなのに遭遇した。少しだけ抜粋。

〈とあるお宅〉というのは通勤途中にあり、実は昨年も「毛虫の研究をしているので」
といっていただいたお宅なのだ。枝にたわわにぶら下がっているのを見るとたまらずに玄関に立つ。
するとにこやかに迎えてくれ、「どうぞどうぞ全部捕ってください、今年は多いんですよ」と大歓迎される。
ほとんど取り尽くして家の前までくると、一本の桜の木からも毛虫がぞくぞく下りてくるのを発見。
しばらく捕る。
合計174頭で大猟。一日フン抜きし、ゆで、小分けにして冷凍する。
フンには桜の葉が詰まっているので赤いからちょっと驚くが、なれれば桜餅の香りなどが鼻をくすぐり心地よい。

うわー、この人毛虫を食べるんだって、気持ち悪いよー。でも、す、すばらしい。
きっと砂漠でも、湿地帯でもどこでも生きていける人だ。
猫社長はこういう人を密かに尊敬する。
ぜひ爪のアカ、いや毛虫の煎じ茶でもいいからいただきたい、、、とはやはり思えない。

そうそう、大発生している毛虫はマイマイガの毛虫で無害なのだそうだ。



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