縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

盛り下がる日本シリーズ

2010-11-06 | Weblog
長いよ、日本シリーズ。ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルを聞こうとラジオを
つけたら第6戦は延長に突入していた。11時には決着するだろうとそのままラジオを聞いていたら
だらだら11,12,13の裏表となかなか終わらない。選手も特にピッチャーをちょこちょこ
替えるのでだんだん手薄になってきている。盛り下がる試合である。
猫社長の記憶では日本シリーズは昼にするものだった。大昔巨人と日ハムの試合を後楽園で見た時は
お日様が空の上に輝いていた。古いね、ドームじゃなかった。江川と西本の黄金時代だった。
TBSの隣の文化放送でも中日ロッテ戦を中継している。だったらどっちかひとつにできないの?
えっ?スポンサーの関係がある。そういえば、ウィークエンド・シャッフルにはスポンサーが
いないんだっけ。サッカーは90分で終わる。それでいい。
もう長すぎるよ。盛り下がる。盛り下がる。で結局引き分けか。

うす沢までの手書き地図

2010-11-03 | Weblog
電話が鳴った。受話器のボタンを押す。
「もしもし、猫社長さん?千葉のシュガーです」
声を聞いても分からなかった。千葉のシュガー、えっ?誰々誰?失礼なことは承知で
「下の名前は何でしたっけ?」と聞いた。
「シナモンですよ、個展の案内状着きました」
ああ、シナモンちゃんか、すごい久しぶりだった。声がおばさんみたいに嗄れているので分からなかった。
そうか、お互いおばさんになっているんだ。
たまに個展なんかをすると長いことご無沙汰している人たちに会える。個展でしか会えない人や
会ったことがない人もたくさんいる。
この年になるとこの人と死ぬまでにあと何回会えるかなんてふと考えることがある。
シナモンちゃんとだって今度が最後かもしれない。そう思うと個展は体力がいるし面倒だけど
楽しみもたくさんある。神楽坂でおいしいものも食べたい。
猫社長にとって個展はお祭りだ、フェスティバルだ。

ブギーマン

2010-11-01 | Weblog
去年の31日、チャイムがなった。玄関にでると宇宙少年ソラン、スーパージェッター、宇宙エース、
サイボーグ009、エイトマン、魔法使いサリーのコスチュームを着た子供達が待っていた。
「ハロゥインだよ、お菓子ちょうだい」子供達は口々に声をあげている。
「お菓子はないよ」と猫社長。
「なんだよケチ、お菓子がなかったらお金でもいいよ、おばちゃん」と宇宙エースが言った。
「お金?あんたらは追いはぎか、ねえハロゥインって何のことか知ってるの?」
「もちろん知ってるよ。ブギーマンが人殺しをする映画だよ」とエイトマンが言う。
「なーるほど、ところで君たちここがブギーマンの家だってことを知っててわざわざ訪ねて来たのかな」
そう言って猫社長はおもむろにチェーンソーを振り上げた。
きゃー、子供らは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
今年、猫社長の門扉に”この家にはブギーマンが住んでいる近寄るべからず”と張りがみがあった。
子供達はサンタクロースと同様ブギーマンの存在も信じている。世の中まだまだ捨てたもんじゃない。