「英語の理解度は訳してはじめてわかる」わけではけっしてありません。訳させなければ気が済まない英語教授法は、どんな料理にも醤油をかけずには気が済まない感覚と似た田舎英語と言って過言ではないでしょう。
「訳さずに理解度を確認する方法」のひとつとしておすすめしたいのが、以下のような練習問題を自作することです。
◇①~⑥の定義とA~Fの単語を合わせてください。
①a sign that something is going to happen soon
②the process of taking claims to a court of law
③someone who does something morally wrong or illegal
④someone who says bad things about someone or something, in order to make them seem less good than they really are
⑤a threat saying that if someone does not do what you want by a particular time, you will do something to punish them
⑥ the state of being private and away from other people
A detractor(Ex : Even the President's *detractors admit that the decision was the right one.)
B harbinger(Ex :These birds are considered to be *harbingers of doom.)
C seclusion(Ex : He preferred to stay at home in *seclusion.)
D perpetrator(Ex :The *perpetrators of racially motivated violence must be punished.)
E ultimatum(Ex : The army issued an *ultimatum for all weapons in the city to be surrendered on Oct. 26.)
F litigation(Ex : The threat of *litigation can be a deciding factor in some business decisions.)
ロングマンオンラインから作成したこの練習問題の解答は①B②F③D④A⑤E⑥Cです。単語自体は英検1級レベルでけっしてやさしくはないとはいえ、ロングマンの定義文と例文が読めれば容易に正解できる問題です。しかし、大多数の大学受験生や大学生はこのレベルの問題で長考の底に沈んでしまいます。
やさしい英語で書かれた英英辞典が読めるところにまで至っていない英語学習者に難解な英文を和訳させる大学入試や大学の英語教育がいかに役に立たないものか、おわかりいただけると思います。難解な大学入試問題から部分点をもぎ取るテクニックを教えるのがいわゆる受験英語なのでしょうけれども、受験英語に精を出しても真の英語力向上につながらないのは大学生のTOEICスコアを見れば明らかです。TOEICでのハイスコアが必ずしも英語ができる証明にはならないとはいえ、ロースコアは英語ができない立派な証明になります。
上記の六択問題は慣れれば10分程度で作成できます。一年に300問作って練習を重ねれば、1800語に加えて英英辞典の定義文と例文を速読速解できる英語力を養成できます。これは平均的な大学受験生のレベルをはるかに超えた英語力で、古めかしい入試英語にもちょっと慣れるだけで十分対応できるでしょう。言うまでもなく、六択問題が難しければ四択問題、あるいは三択問題から始めて徐々に英英辞典に慣れていくことです。
「訳さずに理解度を確認する方法」のひとつとしておすすめしたいのが、以下のような練習問題を自作することです。
◇①~⑥の定義とA~Fの単語を合わせてください。
①a sign that something is going to happen soon
②the process of taking claims to a court of law
③someone who does something morally wrong or illegal
④someone who says bad things about someone or something, in order to make them seem less good than they really are
⑤a threat saying that if someone does not do what you want by a particular time, you will do something to punish them
⑥ the state of being private and away from other people
A detractor(Ex : Even the President's *detractors admit that the decision was the right one.)
B harbinger(Ex :These birds are considered to be *harbingers of doom.)
C seclusion(Ex : He preferred to stay at home in *seclusion.)
D perpetrator(Ex :The *perpetrators of racially motivated violence must be punished.)
E ultimatum(Ex : The army issued an *ultimatum for all weapons in the city to be surrendered on Oct. 26.)
F litigation(Ex : The threat of *litigation can be a deciding factor in some business decisions.)
ロングマンオンラインから作成したこの練習問題の解答は①B②F③D④A⑤E⑥Cです。単語自体は英検1級レベルでけっしてやさしくはないとはいえ、ロングマンの定義文と例文が読めれば容易に正解できる問題です。しかし、大多数の大学受験生や大学生はこのレベルの問題で長考の底に沈んでしまいます。
やさしい英語で書かれた英英辞典が読めるところにまで至っていない英語学習者に難解な英文を和訳させる大学入試や大学の英語教育がいかに役に立たないものか、おわかりいただけると思います。難解な大学入試問題から部分点をもぎ取るテクニックを教えるのがいわゆる受験英語なのでしょうけれども、受験英語に精を出しても真の英語力向上につながらないのは大学生のTOEICスコアを見れば明らかです。TOEICでのハイスコアが必ずしも英語ができる証明にはならないとはいえ、ロースコアは英語ができない立派な証明になります。
上記の六択問題は慣れれば10分程度で作成できます。一年に300問作って練習を重ねれば、1800語に加えて英英辞典の定義文と例文を速読速解できる英語力を養成できます。これは平均的な大学受験生のレベルをはるかに超えた英語力で、古めかしい入試英語にもちょっと慣れるだけで十分対応できるでしょう。言うまでもなく、六択問題が難しければ四択問題、あるいは三択問題から始めて徐々に英英辞典に慣れていくことです。
この度質問がありましたので、コメントを残させていただきました。
このロングマンから作成した問題についてなのですが、定義は理解できている、と思うのです。
しかし例文の意味を理解し、例文で使われている単語の定義を推測するのにかなりの時間がかかってしまいました。
現在TOEICのスコアは530点、english×english と ALL IN ONEを併用しながら長文読解の訓練を重ねております。
単純に例文で使われている単語(doomなど)の意味を知らなかった、というのも理由の一つだと思われますが、
簡単な英語(センター試験レベル)で書かれた文章の多読を続けることで、このような英検1級レベルの単語が使われている例文でも意味を推測することが可能になるのでしょうか。
以前よりは英英辞典が読めるようになった自覚はありますが、どうしても不安が拭えません。
ちなみに現在の学習方法としては、知らない単語は英英辞典で確認するようにし、和英辞典は使っておりません。
お忙しいところ恐縮ではございますが、ご意見をお聞かせください。
「短い日本語に対応した英文が並んだ例文集は、初中級者にとって非常に有効です。研究社から出ている『必ずものになる話すための英文法』シリーズには私もずいぶんお世話になり、いまでも口に出せる例文がいくつかあります。『英語は英語のまま学ぶのが理想』とはいえ、日本人学習者が全く日本語を介在させずに英語を学ぼうとすればネイティブなみの時間がかかってしまいます。日本語による文法解説や構文解説、そして短文の英訳訓練をたくさん重ねることは不可欠です。」と以前書いたくらいですので、私は日本語からの英作文を否定するつもりは全くありません。ただ、いつまでも和文英訳や英文和訳にこだわる必要はなく、基礎的な単語と文法を習得した後では「英語は英語で勉強する」よう心がける方がはるかに効率的だと思います。
私の見るところ、英語学習法にはふたつの極論があります。ひとつは「ネイティブの子どものように文法など気にせず大量の英語に接すれば英語は使えるようになる」というものです。一見もっともらしいこの方法論の欠陥は、ネイティブの子どもが英語習得にかけた膨大な時間を見落としていることです。現実的にきわめて実現困難なこの方法論は、「竹槍英語」と呼ばれてしかるべき代物でしょう。
もうひとつの極論は、いつまでも英文和訳や和文英訳にこだわる「田舎英語」です。このやりかたですと、英作文はまず日本語で考えてから英訳するという具合になってしまいます。英文読解では和訳した部分しか見えなくなりがちで、英文全体の流れからはありえないような誤読がしばしば発生してしまいます。いずれにせよ効率が悪いことはなはだしいわけです。
そもそも、日本人と日本語は不可分ではありません。海外移民の中には、移住先の言葉にすっかりなじんで日本語がたどたどしくなるケースも少なくない程で、「もともと日本人なので、日本語を介さずに思考はありえない」というのは何の根拠もない迷信です。もちろん、海外移民のようになる必要はないし、なれるものでもありません。しかし、国内である程度のネイティブ感覚を身につけて、日本語を介さずに思考するのは十分可能です。
現時点で「最近英検の問題集も始めたのですが、訳や文法で分けが分からなくなってしまいました」ということでしたら、基本的な単語や文法を日本語の解説でしっかり習得すべきでしょう。英語の基本ができていれば英英辞典への移行もスムーズにいきます。
english x englishでは「眠る=rest(休める)your mind and body(自分の心と体を)with your eyes closed(自分の目が閉じられた状態で), usually while lying down(通常は横になっている間に)」といった具合に、英単語の日本語の意味にこだわりました。英英辞典への移行に消極的な英語教育関係者はいても、英英辞典の効用を否定するような英語教育関係者はいません。日本語の解説で英語の基本を徹底的に習得してから英英辞典を使いながらの多読に移行するのが、最も合理的な「省エネ英語」であると私は考えます。
先日留学する予定の友人に「英語は英語で勉強すべし」と力説されて、こちらのサイトにたどり着きました。
実は個人の英語塾に通っているのですが、授業は日本語から英作文を作る形式で、英文法を日本語で理解した上で英文を日本語を介して覚えます。
そして、それを瞬時に答えられるように特訓します。
たくさんの英作文を瞬時に作れるようになれば、日本語を介していてもいつかその組み立てが1秒より早くなると説明を受けました。
もともと日本人なので、日本語を介さずに思考はありえないのだと。
それをいかに短くするかが大切なのだと。
もちろん先生は英語がぺらぺらで、生徒も優秀な人がたくさんいます。
なので、英作文の勉強法に迷いはなかったのですが、友人の話やこちらのサイトを読んで、日本語からの英作文に疑問を持ってしまいました。
ちなみに先生は、英英辞典にこだわる必要はないと言っています。
加えて、最近英検の問題集も始めたのですが、訳や文法で分けが分からなくなってしまいました。
自分の思考が英語回路になった事がないですし、実際何が良いのか分からなくなってしまいました。
いきなり相談みたいで本当に申し訳ないのですが、この英作文勉強法どう思われますか?
意見がもらえたらうれしいです。