英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

TIME,NEWSWEEK読解の研究(9)解説編

2010年02月21日 | リーディング
TIME Feb8
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最終段落を読んだ際にあった、以下の誤読の訂正を試みてみます。

The risk that one day it could turn into a hoary monopoly simply because it lacks a serious competitor in its home market was a preposterous notion when the new year began. It's not now.(×それは今ではない)

 まずここでは、前後関係をしっかり把握しないとIt's not now.の意味は正しく理解できません。

 It's not now.の直前の文でメインになっている動詞を赤字で示しますと、

The risk that one day it could turn into a hoary monopoly simply because it lacks a serious competitor in its home market was a preposterous notion when the new year began.となるSVC構造の第2文型です。「that節というrisk(危険性)はpreposterous notion(馬鹿げた考え)であった/new yearが始まったとき」という文に続いてIt's not now.が来ているわけで、記事全体の流れからも、(×それは今ではない)でなくて、(○今はそうではない)と解さないと話の流れがつながりません。
 五文型分類を通して直前の文の中心部分がどこにあるかをつかめれば、It's notのあとにpreposterous notionが省略されていることがわかり、It's not preposterous notion(今は馬鹿げた考えではない)という意味であるのもわかると思います。
 五文型とは五種類の動詞の使い方による英文の分類とはいえ、長い一文では複数の動詞をもつケースが非常に多いです。しかし、She played the piano and I played the violin.のような等位接続詞で結ばれた文以外はメインの動詞はひとつで、どれがメインの動詞かわかれば長い一文ももつれた糸がほどけるように理解できることが多いです。
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