英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

毎日新聞連載「下流の宴」における受験英語攻略法

2009年10月13日 | 大学受験英語
 いま私が購読している毎日新聞に掲載されている「下流の宴」(林真理子著)という連載小説がとても面白いので、本日のような新聞休刊日は手持ちぶさたに感じてしまうほどです。
 で、その小説はいま、高校を出て数年たったアルバイト女性がある出来事から一念発起して医学部を目指すという場面にさしかかっています。カリスマ講師とおぼしき指導者のもとで英語の勉強にいそしむシーン(10月9日)には以下のような描写がありました。

(引用開始)
 幸いなことに、珠緒の英語のスタートテストはわりとよかったらしい。奥谷からは「長文訳を毎日二つずつ解くように」という課題が出ていたが、これもそうむずかしくないものばかりで物足りない。
(引用終了)

 和訳によって理解の度合いを確認できるのは一面の真理です。しかし和訳しなければ気が済まない悪癖がいったんついてしまうとこれはやっかいなことになり、最近のセンター試験のようなスピードを要求される試験での不利は免れません。
 「これもそうむずかしくないものばかりで物足りない」というのは、やさしい問題を与えられた受験生の多くが共有する思いでしょう。ただこと英語に関しては、やさしいものを速く正確に訳さずに理解できるようになれば圧倒的に有利になります。速く読めれば必然的に多読も可能になりますので語彙は増え、語感も良くなります。
 受験勉強を始めたばかりの「下流の宴」のヒロイン珠緒さんにはまだ、長文訳などやらせなくていいのにと思わずにいられません。
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