きのう紹介した定着度確認問題は日本語でも有効です。きょうのニュースから以下のような問題を作成してみました。
インド国①●の航空会社エア・インディアのスポークスマンは6日、ロイターに対し「極めて太りすぎ」であることを理由に10人の女性客室乗務員を解②●したことを明らかにした。
解雇された乗務員らは、医療委員会から業務遂行に適さないと公表された後、数年間にわたり地上勤務となっていた。エア・インディア側は、乗務員らには体重減量のために十分な③●会が与えられていたとしている。
同スポークスマンによると、解雇された乗務員の一部は高等裁判所に提④●したが、訴えはその後棄●されたという。また、太りすぎによる従業員解雇は今回が初めてではないとつけ加えた。(ロイター)
☆正解は①営②雇③機④訴⑤却となります。
文脈に合った熟語を考える問題ですので、
①こくえい②かいこ③きかい④ていそ⑤ききゃくといった平仮名を漢字に変換させるだけの問題よりも頭を使うのは自明でしょう。
良問とは学習者の知識を試すだけではなく思考力を養成するような問題です。だから、単語の意味を知っているかどうかを問うような問題はお世辞にも良問とは言えません。しかし世の英語試験の中には学習者の思考力養成を考慮しているとは思えないものもあります。たとえば実用英検1級における語彙問題は長文問題よりもかなりレベルが高いのが実情です。TIMEやNEWSWEEKのやさしい記事が楽に読めれば長文問題で高得点できるものの、語彙問題にはTIMEやNEWSWEEKのやさしい記事ではあまり見かけないレベルの単語も出題されます。その結果、点の取りやすい語彙を熱心に勉強して語彙力はあるものの読解力が低いタイプ、要するに応用がきかない英検1級合格者が少なくありません。応用のきく英語力を身につけたければ思考力の裏付けのある語彙強化を心掛けることです。
アメリカの小学校2~3年生向けのTIMEFORKIDSのバックナンバーをさかのぼると、1997年の記事まで無料で読むことができます。
以下の記事は小学校2~3年生向けのTIMEFORKIDSのカバーストーリーから選んだやさしく・短く・面白い1997年秋の記事です。やさしい語彙のみで書かれているため、優れた読解教材であると同時に語彙強化教材にもなっています。知らない単語があればそのつど覚えていけばいいわけです。とはいえ、忘れても苦にする必要はありません。子ども向け読み物の語彙は限られているため、読み続ける限り何度も同じ単語に出会うからです。単語を忘れないように何度も書いて覚えるような苦行よりも、多読を重ねて何度も出会うような英語学習の方が楽しいし効率的です。
語彙強化を抜きにした英語上達はあり得ません。ただ、やみくもに単語を覚えるのではなく、重要度の高いものから英英方式で覚えるような工夫をすると、より効率的に英語を習得できます。
A War Against Land Mines(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
地雷除去の活動家がノーベル平和賞を受賞したことを伝える記事です。ノーベル賞の歴史についても触れています。
☆必修単熟語 greet, award, effort, invent, creat, fortune, reward, persuade, weapon, treaty, call for, ban, refuse, accept, get rid of, estimate
The Many Sides Of Diamonds(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
ダイヤモンドの歴史と多彩な用途について伝える記事です。
☆必修単熟語 fame, substance, organize, form, valuable, figure out, imitate, be equipped with
Nubia: Africa's Lost World(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
エジプトの隣国Nubiaにおける遺跡発掘の記事です。
☆必修単熟語 amazing, preserve, ancient, civilization, treasure, prejudice, distinct, convince, remain
TIMEFORKIDSは重要単熟語の宝庫と言っても過言ではありません。こういった単熟語を文脈の中で理解しながら覚えていけば、思考力の裏付けがあって応用のきく語彙力を身につけることができます。
インド国①●の航空会社エア・インディアのスポークスマンは6日、ロイターに対し「極めて太りすぎ」であることを理由に10人の女性客室乗務員を解②●したことを明らかにした。
解雇された乗務員らは、医療委員会から業務遂行に適さないと公表された後、数年間にわたり地上勤務となっていた。エア・インディア側は、乗務員らには体重減量のために十分な③●会が与えられていたとしている。
同スポークスマンによると、解雇された乗務員の一部は高等裁判所に提④●したが、訴えはその後棄●されたという。また、太りすぎによる従業員解雇は今回が初めてではないとつけ加えた。(ロイター)
☆正解は①営②雇③機④訴⑤却となります。
文脈に合った熟語を考える問題ですので、
①こくえい②かいこ③きかい④ていそ⑤ききゃくといった平仮名を漢字に変換させるだけの問題よりも頭を使うのは自明でしょう。
良問とは学習者の知識を試すだけではなく思考力を養成するような問題です。だから、単語の意味を知っているかどうかを問うような問題はお世辞にも良問とは言えません。しかし世の英語試験の中には学習者の思考力養成を考慮しているとは思えないものもあります。たとえば実用英検1級における語彙問題は長文問題よりもかなりレベルが高いのが実情です。TIMEやNEWSWEEKのやさしい記事が楽に読めれば長文問題で高得点できるものの、語彙問題にはTIMEやNEWSWEEKのやさしい記事ではあまり見かけないレベルの単語も出題されます。その結果、点の取りやすい語彙を熱心に勉強して語彙力はあるものの読解力が低いタイプ、要するに応用がきかない英検1級合格者が少なくありません。応用のきく英語力を身につけたければ思考力の裏付けのある語彙強化を心掛けることです。
アメリカの小学校2~3年生向けのTIMEFORKIDSのバックナンバーをさかのぼると、1997年の記事まで無料で読むことができます。
以下の記事は小学校2~3年生向けのTIMEFORKIDSのカバーストーリーから選んだやさしく・短く・面白い1997年秋の記事です。やさしい語彙のみで書かれているため、優れた読解教材であると同時に語彙強化教材にもなっています。知らない単語があればそのつど覚えていけばいいわけです。とはいえ、忘れても苦にする必要はありません。子ども向け読み物の語彙は限られているため、読み続ける限り何度も同じ単語に出会うからです。単語を忘れないように何度も書いて覚えるような苦行よりも、多読を重ねて何度も出会うような英語学習の方が楽しいし効率的です。
語彙強化を抜きにした英語上達はあり得ません。ただ、やみくもに単語を覚えるのではなく、重要度の高いものから英英方式で覚えるような工夫をすると、より効率的に英語を習得できます。
A War Against Land Mines(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
地雷除去の活動家がノーベル平和賞を受賞したことを伝える記事です。ノーベル賞の歴史についても触れています。
☆必修単熟語 greet, award, effort, invent, creat, fortune, reward, persuade, weapon, treaty, call for, ban, refuse, accept, get rid of, estimate
The Many Sides Of Diamonds(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
ダイヤモンドの歴史と多彩な用途について伝える記事です。
☆必修単熟語 fame, substance, organize, form, valuable, figure out, imitate, be equipped with
Nubia: Africa's Lost World(実用英検2級、TOEIC500点レベル)
エジプトの隣国Nubiaにおける遺跡発掘の記事です。
☆必修単熟語 amazing, preserve, ancient, civilization, treasure, prejudice, distinct, convince, remain
TIMEFORKIDSは重要単熟語の宝庫と言っても過言ではありません。こういった単熟語を文脈の中で理解しながら覚えていけば、思考力の裏付けがあって応用のきく語彙力を身につけることができます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます